第12話に登場する七里ヶ浜周辺続き



172:ツヨシくんとネネちゃんが「ああー」と声をあげます。

七里ヶ浜駐車場防波堤から山側を見た画像です

 ツヨシくんとネネちゃんは、二人で並んでいます。そして防波堤と平行に立っているようですが、物語の進行上としては、江ノ島の方向を向いているはずなので、もう少し角度があってもいいような気はします。二人が立っている場所を、忠実に撮影しますと、このようになりますが、防波堤の外にカメラを出しての苦しい撮影でした。この画像の右下には、階段に車が落ちてしまわないようにするための、車止めがあります。ツヨシくんとネネちゃんが立っているのは、この真下で、上半身が映っている、という感じです。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。



173:167、169、171と続いてきたカメラのパンニング、まだ続いて、いよいよ右いっぱいになります。手前に防波堤と、奥に江ノ島と小動崎(こゆるぎざき)という絵が映ります。

七里ヶ浜駐車場から望む江ノ島の夕景です

 作品に描かれる位置は、まさにこの位置です、防波堤の形状から間違いありませんが、多少防波堤の形、角度などは簡略化されて描かれます。さらに、コメットさん☆やケースケたちが立っている位置より、ここはかなり前進した位置です。そのため海と防波堤の位置関係など、全体にデフォルメが入っていると見るべきでしょう。しかしトータルでは、かなり忠実な描写であることは、言うまでもないと思います。
 それとこのカット、右側の防波堤に忠実になるように撮影しますと、江ノ島がかなり左寄りに写りますが、作品では、もっと左に海原が広がるように描かれます。画像の撮影位置を、もっと右にすれば、江ノ島の左が開くように撮影できますが、そうすると右側の防波堤の側面が見えなくなるというジレンマに陥りますので、そこにも多少のデフォルメが入っていると見るべきでしょう。この日は、遠くでちょうどサーファーの人々が、海から上がるところでした。2005年3月9日撮影。撮影協力:Naka氏。

※167から173までの動画はこちら(約2.1MB。Motion Jpeg形式です)。



174:ケースケが「あそこだ!」と、江ノ島にある「岩屋」のことを思い出します。カットとしては、168と同じです。江ノ島の岩屋は、自然に出来た洞窟で、最近再整備され、中を歩くことが出来るようになりました。


175:江ノ島がクローズアップされます。

江ノ島の画像です

 角度と位置、高さとしてはこんな感じですが、作品中では、クローズアップされていくので、大きさは変化します。江ノ島の展望灯台が、とんがって見えますが、これは撮影時点で建っているものと、作品に描かれたものでは代が異なっています。詳しくは江ノ島のところで解説いたします。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。



176:コメットさん☆は、素早く「ケースケ、自転車貸して!」と言うや、駆け出します。ケースケは、「おおい!、ラバボーってなんだよ!?」と、びっくりして尋ねますが…。ケースケよ、ラバボーの実態は…。謎の宇宙生物だ(爆)。

七里ヶ浜駐車場から小動崎方向を見た画像です

 手前ネネちゃん、ツヨシくん、奥にケースケ、右側を抜けて、コメットさん☆が走り出すというカットです。作品では空抜き背景ですが、実際の風景として撮影すると、このような感じです。ネネちゃんの肩越しのカットになりますので、かなり低い位置からの撮影です。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。



177:コメットさん☆は、ケースケの自転車を駆って、駐車場の出口から、国道に出ていきます。

七里ヶ浜駐車場入口の画像です

 このカットでは、厳密に該当する場所は見つかりません。一応画像の場所が、背景からして、理屈の上では無理がない場所、ということになりますが、フェンス状のもの(実は門扉です)が、作品ではコンクリートの塀として描かれ、奥に見えるホテルのバンケットホール以外が、全く省略されるなど、実際の風景との乖離が、比較的大きいです。駐車場開口部の幅も、作品ではもっと狭く描かれます。コメットさん☆が走るのは、画像で言えば、手前の草の生えているあたりから、赤色のラバーコーンの向こうを抜け、左側の門扉をかわしながら…、という感じになると思います。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。



178:ケースケはわずかに追いかけようとしつつも、無駄だと思ったのか立ちつくし、「いっちゃったよ…」とつぶやきます。するとツヨシくんが、「わかったパニッくんだ!」と。既に犯人は特定できたようです(笑)。

七里ヶ浜駐車場の車止めの画像です

 厳密な場所の特定は難しいカットですが、階段から約数メートル右側です。このあたりの位置に、左からツヨシくん、ネネちゃん、ケースケの順で立ち、コメットさん☆を見送ります。作品中では、黄色い車止めと、側溝は省略されます。おそらくこの防波堤ぎりぎりのところに、ケースケは自転車を止めていたのでしょう。このカットでは、海は見えません。2005年3月9日撮影。撮影協力:Naka氏。


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