第24話に登場する七里ヶ浜周辺

 第24話(「タンバリン星国の姉弟」)には、ミラとカロンという、二人のタンバリン星国諜報部員が登場します。星国というところは、「諜報」活動がかなり一般的なのが、少々気になるのですが、それはさておき、このストーリーの最後のほうで、メテオさんがカロンと羽仁神也くんを、鍛えるシーンがあります。このシーンに登場するのは、この作品でたびたび使われる七里ヶ浜の浜です。カットごとに見ていきましょう。

撮影協力:2005年3月9日分はNaka氏。



1.七里ヶ浜にメテオさんが登場するのは、おおよそ20分過ぎからです。曰く、「私に助けて欲しいと言うことはぁーーー!…」だそうです(笑)。

七里ヶ浜から三浦半島側を望む画像です

 まずはメテオさんが、三浦半島をバックに、江ノ島方向を向いたアップが映ります。場所としては、その後のカットからこの位置ということになります。背景の三浦半島の描かれ方は、あまり厳密ではありません。作品中、夕方なので、空には茜色の雲が描かれます。2005年3月9日撮影。


2.次のカットでは、右から左に向けて走る羽仁神也くん(手前。なぜかメガネ光ってる)と、カロン(奥)が映ります。二人とも全力で浜を走っています。

七里ヶ浜の波打ち際の画像です

 この時点では、まだメテオさんよりも手前を走っていますので、画像で言えば、メテオさんよりも海に向かって右よりということになります。そこから判断して、地形に矛盾のないところとなりますと、上の画像の位置になります。実際にはこのそばに川が流れ込んでいますので、そこをよけなければ、汀線に平行には走れないのですが、ここに流れ込んでいる川は、「コメットさん☆」という作品全体で、いつも省略されています。
 この画像で言えば右半分に、神也くんとカロンが、真剣に走る様子が描かれる…というわけです。2005年3月9日撮影。


3.二人はメテオさんの両脇を、すり抜けるように通り過ぎます。少しびっくりしたようなメテオさん。

七里ヶ浜から江ノ島を望む画像です

 作品中、手前に向こうを向いて立っているメテオさんの左をカロンが、右を神也くんが駆け抜けていきます。そして後ろをややあわて気味に振り向くメテオさん。実際の場所としては、右側の国道の防波堤が、もっと近くに描かれ、中央に横切っている川は、上に書いたように省略されています。画像中央の青緑色矢印のところに、メテオさんが立っていますが、作品中ではそこより手前に、少し盛り上がった地形があるように描かれます。この画像では、もう少し右よりから撮影するべきかという印象を受けるのですが、そうすると遠くの江ノ島と、中央に見える小動(こゆるぎ)岬との関係がおかしくなりますので、角度などには当然デフォルメが入っていると考えるべきでしょう。


4.二人はメテオさんを通り過ぎてもなお、走り続けます。二人とも、メテオさんが好きなんだねぇ(微笑)。

七里ヶ浜から沖を望む画像です

 相当ロングに引いたカットで、空、海、波打ち際、浜…と、上から順に描かれる場所の、波打ち際を二人は走り続けます。実際の場所としては、おおよそこの位置になります。「おおよそ」というのは、そもそも作品で、場所を特定する材料が少ないためですが、メテオさんの後ろということですので、見えないほど遠くではないでしょうから、割とすぐの場所ではないかと思われます。それからすると、この位置というのが矛盾がありません。あとのカットとの関係もありますし…。画像の右側より、少し海に向けて砂が突き出したあたりを、二人は走っていることになります。画像で水に入っている人々は、サーファーの人たちです。けっこうこの場所は波が荒いのですが、作品では波のようなものは描かれません(別に動画を起こさねばならないので大変でしょう(笑))。また作品よりはやや汀線までの距離がなく、砂地の勾配が急な印象です。2005年3月9日撮影。


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