第41話に登場する七里ヶ浜周辺続き
星力を切って、女の子に戻ったコメットさん☆は、うつむいて「ケースケの顔でそこにいないで」と、王子に告げます。そして一転映像はロングに引いたカットになり…。
作品中では、もっと遠くから、かつもう少し左寄りから描かれるのですが、人が多く、あまり下がっての撮影はできませんでした。この画像で見る階段の下ぎりぎりのところに王子が、その左の砂浜部分にコメットさん☆が描かれますが、コメットさん☆は海に向かって歩き出します。
王子は「殴ってももらえないか…」とつぶやきます。それは王子が、コメットさん☆にはケースケ、メテオさんにはイマシュンという「好き」な男の子がいて、そこに自分が入り込む余地はないと悟るとともに、タンバリン星国の王子として、お仕着せの「お妃選び」に際し、二人にどういう態度を取るべきか、決めた瞬間ではなかったかと思わせるものがあります。
しかし王子は、ここでタンバリン星国のヘンゲリーノらに、とうとう見つかってしまいました。飛行船と気球から放たれる光に照らされて…。
作品中で王子が座っているのは、画像でNaka氏が座っているあたりです。作品中でも多少位置が変わっています。階段はもっと狭く描かれます。また上に見える車止めのコの字形手すりや、右上に見える看板などは省略されます。
王子は独白します。「まだたくさんあるっていう、地球のかがやきが、オレを変えてくれるような気がして…」と。そしてゆっくりと観念したように、階段を上りはじめます。
階段を上り切ったときに、ちょうどヘンゲリーノの乗った飛行船が、真上に来ます。階段を上り切った王子は、画像中央に写っているNaka氏の位置です。背景には林が描かれますが、アングル的に実際はそのようなものは見えません。
作品中で、コメットさん☆は、ケースケからもらった「貝殻通信機」なんぞを耳に当てて、「何とか言って、ほんもののケースケ」などと言っていますが、あまりに弱々しい姿なので、ちょっといつものコメットさん☆らしくないです。「私たちはモノじゃない!」くらい、言い返して欲しかったよコメットさん☆。