表紙。左側ステープラーで止められているのがわかる。幅はA4サイズなので、普通の絵コンテ同様だ。表紙にはこのように、フェナリナーサからの階段を降りてくるモモとお供のイラストが使われている。この時代の絵コンテには、あまり表紙にイラストを入れる習慣は無かったと思うので、市販品ならではのものと考えられる。
1ページ目。一番上のタイトル部分に、「最終回」と書かれているのがわかる。やはり第46話をもって、「ミンキーモモ」は終了の予定であったことを物語る。また今もって、実質的な最終回は、第46話と考えてよいのだと思わせる。
モモが立たされるシーンなど。このように尺が収まりきらないためか、カットされたシーンが多数存在する(/線のところ)。これはこのページ以外にも多数存在し、制作者も、この回に渾身の力を込めたことを物語るものかもしれない。
一般市販されたものではあるが、当時の制作状況を知る上でも、また「ミンキーモモ」という作品を語る上でも、貴重な資料であることには違いないと考えられる。