ひかりのくにテレビ絵本 魔法のプリンセスミンキーモモ

 初代ミンキーモモのテレビ絵本は、4社から出ていたのが特徴である。この種のものは、たいてい1社独占なものであるが、当時はあまりそういう習慣が無かったようだ。ここに紹介するのはその中の「ひかりのくに」版。
 ひかりのくに版は、無番.スチュワーデスにへんしん!(第5話「ワルガキ王子大混戦」をアレンジ)と、2.無題(第19話「機械じかけのフェナリナーサ」をアレンジ)の2冊。表紙に題が記載されていないなど、編集に多少の混乱が見られるような気がする。


テレビ絵本表紙の画像です

 これが1巻目にあたる。背には「1」と書かれているのだが、表紙には巻数が書かれていない。体裁はストーリーと無関係になっている。

テレビ絵本裏表紙の画像です

 裏表紙。こちらもストーリーと、直接関係ない。イラストがややテレビシリーズと異なるタッチと言えそう。

テレビ絵本表紙の画像です

 第2巻。これは「2」とだけ書かれている。副題は無いようだ。やはりイラストは、ストーリーに直接関係ない。

テレビ絵本裏表紙の画像です

 裏表紙。同じ体裁である。パパとママの色指定が異なるようだ。

背表紙の画像です

 背表紙。2巻のモモには色が抜けているところ(ベスト)があったり、刷版の位置が、1と2で微妙にずれていたりする。このズレは、下のほうの「ひ」の字の上で調整されているようだが、書店で書棚に入れた場合、そのままズレを引きずるわけで、版ずれと勘違いされるという点では、どうして統一しなかったのか疑問が残る仕上げだ。また2巻目に副題が無いなど、この種のものにやや不慣れな印象も受ける。


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