ミンキーモモ’88

 ムサシヤガレージキット、「ミンキーモモ’88」である。1988年発売。放送終了後5年を経ての発売に、当時驚かされた。5400円という値段も、使用するキャスト(流し込み材)の値段からすれば、安いのかもしれない。一度絶版となった後、1992年頃再発売されたが、初期版と再販版では、外箱や目のデカールが付属するかしないかなど、一部の仕様が異なる。


ミンキーモモ88の外箱画像です

 左が初期版、右が再販版である。このように一見同じに見えるのだが…。とりあえず「AP」シールの色が異なる。かかっているピンク色の紙の右側に、グレーの枠がない。なお、中身のキットを完成させると、「地面に座り足を投げ出すモモ」が出来上がり、箱のイラストとは異なるポーズとなる。

ガレージキット初期版の外箱画像

 これは初期版の手前方。箱の両側に、ステープラーの針が見える。

ガレージキット再販版の外箱画像

 これは再販版。箱の両側に、ステープラーの針は見えない。これは初期版の箱が、幅14センチ×長さ27.2センチ×高さ6.6センチであるのに対し、再販版はそれぞれ13.6×27.2×6.8センチであることと、そもそも箱にかかっているピンク色の紙の幅が広い(初期版121ミリ、再販版128.5ミリ)ことによる。またよく見ると、再販版の紙は、文字の荒さなどから、コピーであることがわかる。

初期版と再販版の箱を比較した画像です

 あらためて並べて比較すると、一目瞭然。

中身の画像です

 中身。このようにバラのパーツを接着し、必要なところの接着線をパテ埋めで消しながら組立て、塗装して完成する。これは初期版の中身。目のデカールとペンダントをかけるための糸が付属する(左下)。

初期版と再販版の説明書画像です

 初期版(上)と、再販版(下)の説明書の違い。紙のサイズと、デカールに関する記述の削除が目立つ。ポーズとしては難しいような気もするが、モモはどうしても頭が重くなるので、安定させるためにこのポーズになったとか言われている。


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