本品は、中古入手のためあまり状態が良くないが、当時の原形は保っており、十分に様子がわかるものになっている。単色印刷であるが、マチがある袋であるのがわかる。ジャケットは1枚でも厚みがあるので、マチは必須と言える。この時期のアイテム同様、スペルは「Minky」になっている。また「Princess of Magic」ではない。かなり丈夫なポリエチレン製。
裏面は、なぜかモモと相性が良い?「謎の円盤UFO」。同時期発売だからだと思うが、ミンキーモモと円盤と闘うストレイカー司令官は、いつもよくエモーションの広告にセットで現れた。これもその一つと言えようか。下に「司令官:エド・ストレイカー」の文字が…。「謎の円盤UFO」は、1980年代のイギリス(および世界・宇宙)が舞台であったが、司令官は計算尺で月の軌道を計算していた。司令部のモニタは、みんな角の丸いテレビであった。なぜか必ずUFO(ユーフォーではなく、ユー・エフ・オーと発音)は、3機編隊でやって来るなど、現代からすれば突っ込みどころ満載であったが、当時としてはかなり未来的描写も多く、驚かされたものである。コードレス電話機を画面に登場させたのは、本作品が初めてかもしれない。
だいぶモモと話がずれたが、今やレーザーディスクというメディア自体が絶滅危惧種で、プレーヤーは作られておらず、筆者も古いプレーヤーを大事にしている状態である。ミンキーモモは、レコード、CD、カセットテープ、LD、DVD、はてはBDまで、さまざまなメディアを横断的に渡り歩いたキャラクターと言え、その意味でも歴史的なキャラであることには間違いないだろう。