全景。中央の透明窓から、中身の品物が見える。カセットにもカバーが掛かっており、ミンキーモモのイラストやロゴが見える。内容は第1話の、「ラブラブミンキーモモ」になっている模様。乾電池単三2本で動作するが、別売りとなっている。
上面。ここには小さなイラストがある。
裏側。全体像の写真と、使い方が示されている。カセットは丸いもので、差し込み式。差し込むと固定され、ワンタッチで取り外せる。フレームの見え方がずれるときと、視度を調整するダイヤルが、右側についていることがわかる。その他電池の入れ方、起動・停止の仕方など。
中身。本体(左半分)と、カセットのカタログ(右側の丸めてあるもの)である。カセットは最初からセットされている。
本体を取り出したところ。ストラップがついている(右側)。カセットのカバーを取り外すと、画像のような感じ。中央やや下の長四角の持ち手に手を入れ、黒いボタンを押すと、カセットに突き刺さるようにセットされた針状のガイドが、フィルムを高速で送るようになっており、じっと見ていると動画に見えるという、映画と同じ仕掛け。さすがに音声は含まれないが、当時としては画期的な玩具。またフィルムは完全につながっており、連続してずっと再生でき、巻き戻しなどはいらないようになっているのも、よく考えられた構造である。
付属のカセットカタログ。一番下にミンキーモモが見えるが、他にも当時の主要アニメや、特撮のタイトルが揃っていたことがわかる。今となっては時代を感じさせるラインナップではあるが…。
画面を覗いたところ。さすがにあまり鮮明な画像は撮れなかった。また赤みがかっているのが気になるが、これはフィルムの特性かもしれない。レンズ収差の関係か、回りが丸く見えるが、かえって当時のテレビっぽいのかもしれない。ともあれ、よくできた玩具の一つと言えるだろう。
なお、カセットのみの分売もあった。これについては、項目を改めて紹介する。