レターメイト

 簡単に和文タイプの雰囲気で、手紙を書くことが出来るというおもちゃ。こういうおもちゃは、ワープロの普及で、この世から葬り去られたのは言うまでもない。180字が打てるというのが売りのようで、今のように携帯電話で絵文字や顔文字という時代ではなかったので、これでポチポチと打っていた小学生も、当時いたのだろう。和文タイプのように活字を探す必要はなく、ダイヤルで簡単に文字を合わせて、打刻のボタンを押すと、プラテンに巻いた紙に、文字が打たれるという、どちらかと言うと、英文タイプのシステムに近いもの。箱表面にも「よこうち式カセットタイプライター」とある。なお、当時珍しくない例だが、ミンキーモモというキャラと、この商品の間には、何の関係もない。


レターメイト外箱の画像です

 外装はこのような感じ。意外と堂々たる外観。「キーをトン!」というあたり、時代を感じさせる。モモのヘアバンド向きが逆向きなのが妙。

レターメイト外箱の画像です

 側面に使い方を表示。カーボン紙をセットするというあたりが、今から見ると時代がかっている。

レターメイト外箱の画像です

 下面。ここにもモモが描かれている。

レターメイト中身の画像です

 レターメイト中身。これは本体である。右側に控えているダイヤルと、中央にセットされているものを交換しながら、文字を打っていく。下側のボタンは左がスペースキー、右が打刻キーである。左上はシフトキーにあたるもの。

レターメイト中身の画像です

 打刻時の様子。このようにダイヤルに文字が刻まれているので、ダイヤルごとプラテンに打ち付けられる。

レターメイトの付属品画像です

 付属品はあまりない。ミンキーモモが印刷された用紙が貴重かも(下の数枚)。ここでも作文を募集している。消費者調査だったのだろう。右上のカラーの小冊子は、ポピーのミニカタログ。


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