光る光るピカピカかんごふさん

 まず「かんごふ」という職名は、昔のものであって、もちろん現代では「看護師」が正しい。ミンキーモモが制作されたころには、「看護婦」が一般的な名称であったが、男性の看護士が増えたことや、看護「婦」という言い方は、差別的であるという一般認識の変化から、その後「看護師」と呼ぶことになった。しかし、ここでは当時の名称のまま、掲載するしかないので、その旨お断りしておく。
 さて、女性看護師が持つ道具を模したおもちゃである。聴診器は電池で光る。


ピカピカかんごふさんセットの画像です

 非常に縦長のパッケージ。聴診器、注射器、ピンセット、体温計、薬入れ、コットン(これは実際に使用できる)、ナースキャップのセットである。この製品では電池が付属となった。また標準小売価格が表示されている(一番下の四角で囲まれたところ)。モモの看護師姿がかわいらしい。なんとなく、持っている注射器があやしいが(笑)。

看護師姿のモモの画像です

 右上のモモをアップで撮影してみた。きれいに描かれている。カジラが描かれているので、これは番組後期の製品である。

聴診器の画像です

 聴診器部分にも、モモの画像がはめ込まれている。絵柄自体はかなり使い回し。

ナースキャップとコットンの画像です

 ナースキャップ(下の折り畳まれたもの)と、コットン。コットンに描かれたモモは、旧コスチュームになっている。ナースキャップは紙製。最近ナースキャップは、廃止する病院が多くなったので、だんだん貴重な歴史的資料かもしれない。「やさしくおてあてしてあげる」そうである。このあたり、後年制作される「りりかSOS」の原形を見る思いかもしれない。
 なお、パッケージ裏側は、まったくのボール紙無地である。


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