パズル「STOP MOTION また会えたね」

 ピース数の多いジグソーパズルである。最初からフレームがセットされ、完成後はそのフレームに収めることが出来るので、製品としては便利である。
 本品は、そのイラストが衆目を引いたと言っていいと思う。なんというか、モモを「堂々と」裸にしてしまったのだから。当時かなり賛否両論があって、ファンの間で議論を呼んだ記憶がある。また、そのイラストの題材の取り方、およびモモの表情、値段、その他いろいろから判断して、これははっきり「子ども向け」ではなく、「大きいヲ友だち」用であることがわかる。わたなべひろし氏原画。


パズル外装の画像です

 外箱を解体したもの。これを持ってレジに行く。かなり勇気がいりそうな気もする。玩具売場の、パズルのコーナーに普通に並んでいるのだから。そして、「また会えたね」という副題がついているが、いったい誰が誰に向かって言っているのか。それはつまり、誰かがモモに対して、ということではないかと思うのだが、「誰かが」というところを想像すると…。かなり「キモイ」気もする。どういう神経しているのか(笑)、などと考えてしまうのは、筆者だけだろうか…。

パズル外装の画像です

 外箱の裏側。ラインナップ全種(本品の発売時点で)が上のほうに縮小印刷されているが、服着てないのはモモだけなり…。なんとも哀れな気もする。下のほうは、枠の組み立て方の解説。パズルのピースの止め方なども。わかりやすく丁寧だ。

パズル本体の画像です

 組み立て終わり、さらに所定の枠にはめたパズル。枠の角は結構鋭いので、注意を要する。モモに向かって左後ろに描かれた、いすの丸い模様が難しかった記憶がある。それにしても、絵柄としてはどうなのだろう?。例えば女性の目から見てどうか、とか、モモを普通の大人でもなく子どもでもない年齢と考えれば、まあ、ままありうる光景なのだろうが、それをあえて製品として世に出すということが、どういう意味を持つのだろうか、とは、やはり考えてしまう。当時のマニア(あえてそう呼ぶが)たちの多くが、望んだ絵柄なのだと言うのだろうか?。当時の「賛否両論」とは、そういうところにあったのだろう(今もあり続ける?)と思う。


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