幻の「怪盗セイント・テールきゃらペンルーレット」

 魔法騎士レイアースには、「レイアースきゃらペンルーレット」という、ゲームセンター設置えんぴつ払い出し筐体が存在し、各地のゲームセンターに設置されていた。編集子もやったことがある。ところが96年のゲームショーには、この筐体の「怪盗セイント・テール」バージョン試作機が展示されていたのだ。実際には量産されることなく、ロケテストすら行われたのかどうか、今となっては不明な代物である。ゲームショーの見学者から画像の提供を受けることができたので、ここに紹介してみよう。
幻のセイントテールキャラペンルーレットの画像です

 確かに「きゃらペン」である。基本的にはレイアースのものと同じような仕様で、キャラクターの配置の仕方など共通点は多い。もしこれが量産されていたならば、私たちは足繁くゲームセンターに通わなくてはならなかっただろう(笑)。
 それにしても、268000円とは。この新品時価格が高いのか安いのかわからないが、レイアースの中古払い下げ価格が、最終的に1万円であったらしいことから考えると、さすがに新品はそれなりの価格だ。だがこのように価格が書いてあるということは、この場で商談ルームへ入って契約した場合、筐体が納品されたのだろうか?。この点は疑問点として残る。もし契約・納品可能であったとするならば、数台は出回った可能性も否定できないわけだが…。


幻のセイントテールキャラペンルーレット景品鉛筆の画像です

 景品のえんぴつは、こんな感じになる予定だったようだ。キラえんぴつなどがあるのかどうか不明だが、レイアースと基本的にかわらない仕上げである。