セイントフェイス 深森聖良

 セイントテールの相棒、聖良の人形である。セイントフェイスに共通で、ボディがレイアースからの流用のものと、新規のもの、同梱されている聖書の表紙色が茶色と黒色の都合4通りのバリエーションがある。
 ボディがレイアースからの流用のものは、セイントフェイス・セイントテールのところで詳しく解説したが、もとの著作権表示を削り取り、そこにセイントテールに関する著作権表示のシールを貼っているもので、新規のものはシールと同じ著作権表示を、ボディからの浮き出しでしてあるものである。
 セガとしては標準の28センチ高さのドールで、セイントテールともども共通の着せ替え衣装「セントスクールコレクション」が着せられる。また同じ高さ用の衣装は、おおむね着せることができるもよう。

 通常、この状態で売られている。付属品は帽子とブーツ、それに聖書である。また十字架のペンダントを着けている。その他右下のセイントテールの絵の下あたりにカードが付属する。なおこの写真のものは「茶色聖書」のものである。


 黒色聖書のものを示す。外パッケージを見る限りでは、聖書の色以外の違いは見いだされない。


 聖書の色の違いはこの程度である。なおこの画像では、右の人形が背中にシールを貼って著作権表示をしているタイプ(レイアースからのボディ流用)、左は新規の本来のセイントテール・聖良用として作られた、背中に浮き出しで著作権表示があるタイプである。わずかに顔部分の色味が異なり、セイントテール同様シールを貼って著作権表示のタイプのほうが、濃い色なのがわかる。


 背中の様子を見てみよう。右がレイアースからのボディ流用、左は本来のセイントテール・聖良用ボディのものである。シールのあるなしがわかると思う(左のボディも、浮き出しがあるのだが、ボディと同じ色であることもあり、この画像でははっきり見えない)。


 もう少し接写してみると、こんな具合である。いずれにしてもボディは韓国製。
 聖良はセイントテールのタイツに対して、白い下着を着けている。衣装はサテン地であるが、表側から見ると下着が透けてしまうのが、難点ではあろう。サテン地はドレス風であるが、設定からすれば今ひとつといったところか。商品としては、見た目がきれいでないとならないので、評価の分かれるところではあろうが…。