エンドウ製モハ103−1000動力交換・床下振り替え整備工事

 エンドウからかつて発売されていた、103系1000番台と1200番台第1編成。カツミの一般形103系より少し高く、側面のJNRマークもかっこよく、しかし相変わらず妻窓が省略されているなど、ちょっと面白いモデルでした。いかんせん高校生位の所持金では、編成でそろえられるはずもなく、少しずつそろえ始めたのは、大学時代後半、エンドウの店頭で、車体のみや、クハのみが安売りされていた時代からです。
 
 さて、そんな思い出もある103系1000番台ですが、先日ジャンク車輌を多量に入手しましたら、箱に入ったモハ103−1000が1輌だけ、紛れ込んでおりました。これはナイスです(笑)。現状103系1000番台は、6輌ありますが、それの増結に出来ます。そこでこの車輌を整備し、動力車の位置の関係で、別車輌と動力の振り替えを行いました。そんな工事の記録です。

モハ103−1000模型の画像です

 入手したモハ103−1000。ジャンク車輌に紛れ込んでいただけあって、全体に汚れていますし、傷も多少はあります。しかしまあ、動力もしっかりしていますし、パンタもメッキパンタながらついています。

汚れている部分のアップ画像です

 汚れの一例。番号シールのところが汚れ、屋根も見えませんがかなり手垢がついています。床下機器は、モハ103−1000の自然通風式抵抗器なんかではなく、モハ153用?みたいな、おなじみのNo.2000がついています。

車体と床下を分解しているところの画像です

 まずは車体と床板を分解します。動力はごく普通のインサイドギア連動です。

車体と床下を分解しているところの画像です

 床板止めネジを外したところ。当時の標準的な構造です。車体のすそは折り返してアングル代わりとし、床板は鉄板の鋳造品みたいなもの。インサイドギア2モーターに、白色管球の組み合わせといったところ。

車体と床下を分解しているところの画像です

 他車に合わせるため、今回車内灯は取り替えませんが、ラグ板を外して、車体を完全に分離します。今回は車体のアミロン丸ごと洗浄はせず、パソコン用クリーナーで拭き掃除にしました。モーター間の配線も一度撤去します。


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