これは同時進行ですすめた、オレンジ色の車輌ですが、同じ工事なので参考までに掲載します。
ここで床下機器を比較的似ているモハ112用に交換します。元の状態では、モハ152用もどきのものが付いていますので、実際の103系とは、似ても似つかぬ形態です。特に冷房用のMG(床下中央部)が目立ちますので、最低限その辺はなんとかしたいところです。
一方台車は、製品ではこれまた違う系列用のDT21が付いていますので、これを正式なDT33(日光モデル製品)に交換します。それら交換と、車体整備が終わった車輌が上の画像です。
台車部分のアップ。正式なDT33に取り替えました。11.5ミリ径の車輪が付いていますので、その分ボルスターの厚みを1ミリ薄いものに交換し、センターピンも、KSモデルのものに交換しました。最近の日光の台車は、センターベアラーネジが「+」(プラス)ネジになっています。本来車輪は、黒色に塗装したいところですが、他の車輌とのバランス上、一応そのままとしました。
車体の塗装修正も終わり、おおむね元のきれいさを取り戻したモハ102。クーラーは、結局破損したのと同じ時代のパーツを、パーツ箱から探し出して取り替えということになりました。また同じことが繰り返されないといいのですが…。クーラーはやや明るめの色に塗っています。普通にメタルプライマー+カンスプレーです。こうしてみるとぼちぼちの仕上がりに見えるのですが、車内灯はやはり車端部まで光が届かず、LEDの難点を再確認する羽目に…。この取り付け方法では、最低LED3個は必要ですね。いっそチップ式LEDや、市販の車内灯の、反射板のみ利用する等のほうが、うまく行きそうです。まあしかし、一応実験車ということにしました。また車内にうねるケーブルと、丸見えの抵抗もなんとかしたいところですね。私は、車内のいすなどは作らない主義なのですが、それにしてももう少しなんとかしたい気がします(笑)。
今回使用した、エンドウ・カツミの旧製品AU75形クーラー。さすがにうちのパーツ箱にも、2個しか在庫がありませんでした。今後は例えばトミーのプラ製パーツの利用などを、考える必要がありそうです。雨樋部分の塗装ハガレも、直っているのがわかるかと思います。
完成し、レタリングも軽くすませたモハ102−2033号。赤羽線編成に入れて使うつもりです。右側ベンチレータ脇、少し色味の異なった屋根上タッチアップが目立ちます…。
さて、こうなると相棒のモハ103をどうするか、ということですが、それはまた稿をあらためて紹介します。モハ103の場合は、2Mインサイド方式の動力ですので、インサイドギアは生かしつつ、カンモーターに交換、車内灯をこの車と同じように更新、車体整備、パンタ交換…というような工事内容になるかと思います。