なんと、うちの部品棚に同じものの在庫がありました。購入時は230円+税だったようです。今回の海外通販は、送料も含めて84ドルちょっと(48輌分)。この記事を書いている段階の円ドル相場からすると、198円弱。あまり安くは無いですね。これも黒田と安倍のせいか…。
さて、開封して準備をします。
車輪押さえ板を外し、ベーカーカプラーの取り付け用ボスに、3ミリビス用のワッシャ(今回はファイバー製を使用)を、1つはめてからカプラーの穴を通します。カプラーには、両側にバネが出ていますが、それがちゃんとポケット内に収まるように。
車輪押さえ板を元通りにネジで留めます。この時カプラーの首振りがやや固い時は、車輪押え板を少し「逆へ」の字形になるように、ペンチの先などで曲げます。曲げすぎるとカプラーが前下りになってしまいます。
両側とも取り替え(取り付け)が完了しました。ディテールに乏しいエンドウブリキ貨車ですが、遠目に見ればなかなかの存在感のはず。
運転時におけるカプラー高さは、安定した運転のための重要な要素です。ちゃんと標準的な高さになっているかチェック。手近にあった天賞堂製ツ2500形(ケーディーカプラー取り付け済み)と比較します。全く問題ないようです。簡単工事。
以上のように、互換カプラーを使うと、ほとんど無加工でケーディー互換カプラー化出来ます。ブリキ貨車のロットによっては、他のタイプのカプラーが使える場合がありますので、ご自分のものをよく観察して下さい。
おまけ。エンドウのブリキ貨車でも、最大級と言えばこれでしょう。シキ60形。お持ちの方は多いのではないでしょうか。本形式は、台車が間違って(代用?)おり、TR41が付いていますが、本来はTR20が正しいようです。それでジャンクのTR20に交換してみました。ぐっと古くさい貨車になったようにも見えます。
ところが本車は、カプラー台と車体中梁の距離が極めて近く、ケーディータイプのカプラーは、付けるのに一工夫必要なようです。また機会があれば、挑戦の様子をお伝えします。