これもメーカーのちょっとしたエラーなのですが、オシ16形は確かに「軽量客車」の一員です。しかし台枠は当時余剰となっていたスロ34とスハ32から流用したため(台枠のすそがしぼられている部分の処理はどうしたのでしょうね?)、床下機器の一部は流用されています。この画像の左側に見える「バッテリー箱」も、軽量客車用のものがついていますが、実際は種車のものが流用されています。そのためこのパーツは実物と異なるということになります。
なお、右側に見える2つの電源エンジンパーツですが、実はこれもこの位置でいいのか、多少流動的です。オシ16 1号の落成時の写真を見ますと、電源エンジンはこの画像から見て、向こう向きに付いています。しかし、営業開始後すぐの写真を見ますと、前後を逆に修正したのか、元の電源エンジン位置には、そのお尻と思われるものが写っています。一応それに合わせるようにしてみましたが…。
バッテリー箱を撤去してみました。このように少量の低温ハンダで止まっていたようです。ハンダを削って仕上げておきます。
かわりのバッテリー箱には、宮沢模型のパーツが1個半端になっていましたので、それを使います。上の画像の取り付け台に合うように、裏側を削っておきます。また取り付け足も削り取ります。
バッテリー箱を交換しました。エポキシで止めますが、少し斜めになりそうだったので、床板を浮かせて止めます。