ドアが2つ並ぶ場所がうまいことにありましたので、ドア枠に小さなL字金具を付け、それとドア枠そのものも使って板を取り付けます。要するに「細い棚を作る」要領です。
手前側です。この画像の真後ろは階段なので、階段を降りてくると、ちょうど置いてある模型が見えるという感じになります。展示線と考えれば、そこそこまあまあではないでしようか。
路盤となる板の厚みは19ミリなので、転落防止のアクリル板はおおよそ10ミリの位置に穴をあけ、タッピングビスで路盤となる板の側面に取り付けることとします。そのため高さ10ミリの位置にケガキ線を入れているところ。
一応下端から10ミリの位置に鉛筆でケガキ線を入れました。なお、アクリル板は端材を使っていますが、長さからして4枚必要でしたので、4枚重ねて穴開けします。
下にかまぼこ板を敷き、4枚重ねで一気に3.5ミリの穴を開けます。板両端から100ミリの位置に2カ所。
路盤となる板には、カトーのユニトラックの余り物を利用して、線路を敷きます。中央部で路盤が少し食い違ってしまっていますが、これは板のわずかな反り(購入時から)のためです。この程度なら問題はほとんどありませんが、こういう問題が起こりうるので、来たるべきレイアウト建設時には、材の選定と変形防止に気をつかう必要がありそうです。HOゲージはそれなりの大きさと重さがあるので、少なくとも試運転・展示線としては全く問題ありません。
アクリル板の取り付けを始めます。3ミリ×16ミリのステンレス製タッピングビスを用いました。奥の部分には、車輌の突入に備えて、念のためスポンジを押し込んでおきます。
所定のアクリル板取り付けが完了しました。一応これで完成の簡単工事。ところどころアクリル板にすきまを開けているのは、手を入れるスペースと、二軸貨車でも落ちない間隔を考慮したためです。またほこりの除去なども一応考慮しています。
さっそく手元にあったC11を置いてみます。特に照明などは設けてないので、展示をメインにする場合は、少し検討が必要かもしれません。また背景は家の壁のまま真っ白なので、何か背景画くらいはあってもいいのかもしれません。大きい地震を考慮すると、アクリル板の高さがこれで十分かなど、これら全て今後さらに検討しようかと思います。もちろん、このような問題は、将来的なレイアウト建設案にフィードバックされます。
一応の完成とは言えますが、手前方の車止めについては、まだ構造が未定なので、今回は工事していません。当初はカトーの車止め線路で簡単にすます予定でしたが、若干路盤の長さが足りないので、レール側での調節が必要なのと、そのために手前端部からの車輌逸脱転落については、まだ考慮をしていない状態ですから、今後レール長の調整とともにアクリル端材をさらに切って取り付けるなどの対策が必要です。