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「海洋紀行」は、2022年9月23日にて、公開20周年を迎えました。
今から20年前となると、まだネットへの常時接続は、住宅によってはなかなか困難がある時代でした。私の家も、2000年頃まで常時接続が達成出来ないため、そもそもネットへの接続もされておらず、その後間もなくのケーブルテレビ開通に伴い、ようやくネット接続を果たしたのち、ホームページの制作を思い立って、当時網羅的に収集していたアニメ商品について、データベース化して細々と掲載を開始したのが始まりです。
当時はまだデジタルカメラの画素数は、30万画素〜130万画素程度が一般的でしたので、当初はフィルムカメラを使用し、スキャナーでプリントを取り込むことで画像の作成をしていましたので、画像の全面デジタル化には、なお数年を要しました。新規の画像がデジタル化されたのは、300万画素のコンパクトデジタルカメラPENTAX Sが登場し、入手してからです。
当時はまだパケット料金が非常に高いので、携帯電話での閲覧は考慮外とせざるを得ませんでしたが、機器の発達は速く、スマートホンが主流化すると、あっという間にPCから閲覧される方は少なくなっていきました。
光通信が主流になると、大きめな画像も高速に送れるようになり、それに伴って当初は300MB程度しかなかったホームページスペースも、次々に拡大され、転送量制限も廃止され、現在ではあまり画像の大きさや、文章の長さなどを心配する必要は無くなりました。
なお、この間2004年と2005年にレンタルサーバーを変え、かつ2005年からは「創作館」以外独自ドメインによる運用を開始するという動きもありました。2006年からは「創作館」も現サーバーに収容しています。開設以来一度も広告が表示されたことはありませんが、これは無料サーバーを使っていないためです。
本格的なネット時代の主流なメディアは、ホームページよりウエブログ(ブログ)の時代、さらにはSNSの時代となりましたが、当「海洋紀行」は、一貫してホームページの形態を続けています。ブログやツイッターなどはやらないのかと、友人筋から尋ねられることはありましたが、データ量の多さ、提供出来るデータの質や責任ということを考慮すると、やはりホームページ形態を変えるべきでは無いと判断し、これは今後も変わらないのではと思っています。
20年という時間が経過して、反省する点としては、まだ正確性に欠ける記事が少し残っていることと、掲示板での意見交換がひとときしか出来なかったことです。
今後のホームページのあり方としては、豊富な記録を利用する形で、まだまだ埋もれている歴史を掘り起こし、常に新たな価値観を提供するものでありたいと思っています。また、創作を仕事とする者の、一つの発表の場であり続けるべきであろうとは考えています。
2022年9月23日すぎたま記