「BRAVO」というブランドのピンです。「愛知時計電機」という会社の製品です。当時は、一見全くボウリングと関係なさそうな会社まで、ピンの製造に乗り出していたのでしょう。
反対側は、「JBC」のマークになっています。パーミッション番号は13です。首のラインは、下側が黒と思われますが、経年変化でやや青みがかっています。
このピンにはサインが入れられています。往年のプロボウラー「中山律子」さんのサインが入っており、ため書きもされています(そちらは個人名なので画像は載せませんが…)。読めますかね(笑)。上の2本の斜め線と長い縦線で「中」、その下のたくったような部分が「山」、右から左下への斜め線と中央を通ってきた線でひらがなの「り」、横に一文字かつ下にカーブしているところが「つ」、その下は「子」です。サイン当時は新品のピンであったものと思われますが、一応実戦仕様のものです。
なんと「河合楽器」製のピン、「Final Ace」です。楽器屋さんがピンを…。ピアノなどの木工には長けた企業と思えるので、その中の新事業としてピンを当時製作したのでしょうか。首のラインは上が太く、独特の表情です。
後ろ側は、「JBC」のマーク。パーミッション番号は7です。
高島屋工作所製の「VIVAS」というピンです。高島屋とは、あのデパートの「高島屋」でしょうか。そうだとすると、とんでもない異業種参入という感じもしますが…。ナイロンを「REINFORCED」させて製作されているようで、その具体的な製法はわかりませんが、ピン表面の手触りが少しざらざらしていて、独特な感じがします。
かつての「ホームレーン」であった、「下高井戸スターレーン」でも、末期には採用されていました。JBC規格になっています。
裏面はJBCのマークになっています。パーミッション番号は20です。このマークは、上の「Final Ace」と比べて微妙に見た目が異なります。この時代には、まだマークデザインに共通図面のようなものは無かったのか、と思わせる仕上がりですね。
「マルニ木工」という会社が製作した、「マルニスター」というピンです。これにはJBCマークなどがなく、パーミッション番号が無いので、公式用ピンでは無いのでしょう。正面の後ろ側は、何もマーク類がない状態のピンです。
また、底にある穴がやたら大きいので、本品は実用目的ではなく、ディスプレイ用のものかもしれませんが、同形態の一般的なピンが存在したはずなので、ここに掲載しました。