植木鉢防護かご

 これは「工作」というほどのものではないかもしれません。市販のものを使っての「加工」というレベルのものです。
 鳩さんは、案外よく「泥」を食べます。体内への塩分補給のためとか、いろいろ言われていますが、ベランダに植物がいっしょにありますと、そこへ歩いて行って、植木鉢の泥を食べようとします。そのこと自体は、アブラムシを除去する薬を撒いたときなど以外、特に問題になることはありませんが、比較的草丈の低い植物の場合、鳩さんに踏まれてしまったり、葉っぱを食べられてしまったりします。鳩さんに言って聞かせても、聞いてはくれませんから、植物の方を、物理的に安全なところに入れてしまうしかありません。
 それで、市販の材料を使って、植木鉢をすっぽり被う、「金網製かご」を作ってみました。
●材料
1.植木鉢台
2.金網・細くてあまり細かすぎないもの
3.タイラップ
 …です。

植木鉢を守るための道具一覧画像です

 買ってきた材料。黒い枠状のものが植木鉢台。本来はこの輪の上に、植木鉢をはめて、やや高い位置に配置するときに使います。左下は金網。ホームセンターで売っている、一番安くて適当に荒いもの。右下がタイラップと呼ばれる、引き締めて止めるバンドです。

結束バンドの画像です

 「結束バンド」と書かれていますので、そのように記載しますが、バンドをバラしたところです。かなりな本数入っています。これは100円ショップの製品です。

結束バンドで金網を止めている画像

 結束バンドで金網を下から止めていきます。下側になるフレーム部に、7〜8センチ間隔くらいで止める感じです。

結束バンドで金網を止めている画像

 植木鉢台の、上方へ向かう「柱」のところは、前後2カ所で止めるようにし、ずれないようにしておきます。

結束バンドで金網を止めている画像

 柱部分は、当然縦方向にも金網を止めていきます。この部分で輪っか状に1周となりますので、まず下側を、次いで重なる部分を別々に止めます。

金網を止め終わった画像です

 金網を植木鉢台に取り付けました。上のほうも止めた方がいいのかもしれませんが、植木鉢台は、上方に向かってテーパーがついていますので、上も止めると、下の方とズレが生じ、見苦しいことになるか、あらかじめ金網をカットしておく必要があるなど、ややこしいことになります。そのため上方は止めず、そのままにしておきます。柱部分の止めも、金網が一周して重なる部分だけにしました。

マツバボタンを入れた画像です

 完成後の利用状況。マツバボタンを入れてありますが、鳩はなぜかマツバボタンを好んで食べます。日中出かけて帰ってきてみると、そこらにちぎれた葉っぱがたくさん…ということも。そのためとりあえずこのようにして、側面からの「鳩の攻撃」から守っておきます。しかし、マツバボタンも、繁ってくると、少々鳩に食べられても平気になりますので、そのころに外すようにします。


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