この画像では、スズメの餌箱である水槽に、2羽の鳩が入ってしまっています。もちろん上は棒でふさぎ、さらにハードディスクを壊して取った強力な磁石で、羽根がひっかかってじゃまをするようにしてあるにもかかわらず、です。鳩は一度入ってしまうと、脚力のジャンプだけでは抜け出せず、たいていの場合、人間が救出する必要があります。そのため人間が夕方までに帰宅できない場合は、スズメの餌箱自体を、しまってから出かけなければならない面倒がありました。
西伊豆には、「らんの里堂ヶ島」という、「ランの博物館」があります。ここには喫茶コーナーがあり、軽食やスイーツ、飲み物などで休憩できるようになっていますが、その外に、スズメの餌場が設けられ、時々スズメがやって来ては、餌をついばむ姿を見ることが出来ます。西伊豆は山と海が出会うようなところですので、ドバトはほとんどいませんし、カラスもハシボソガラスが多く、あとはトンビがゆったり飛んでいるのを見る程度で、それ以外はいわゆる野鳥類となります。そのため鳩がスズメの餌を横取りしてしまうということは、考慮する必要はありません。そのためここの餌台は、ごらんのように四方から出入りできる構造です。これに触発されて、うちの餌箱も、今までよりはもう少し本格的な感じに出来ないかと考えました。
今回は、材料として100円ショップで、420円で売っていた木製ケース(右)と、21ミリの角材を使います。角材は柱になります。簡単な図面をあたっておきます。屋根は片流れで製作する予定で進めます。
角材を切ります。屋根が片流れになりますので、少し斜めに切ります。これを柱とします。
木材は切断などの加工をしますと、たいてい角にめくれや、切り残りが出ます。これは手にトゲを立てたりのもとになりますので、ヤスリでこすって落としておきます。少し角を丸めてもいいかもしません。
切り出した柱になる部材。2本ずつ対になるように切ります。