これはホーム上の非常停止ボタン(左)と、踏切の非常ボタン作動体験のコーナー。万が一の事態の時、押すと何が起こるのかを、特に子ども達に啓蒙していました。大人も押してみることが出来ます。江ノ電は路面区間が複数あるので、踏切に対しての危険防止策はなかなか取りづらいのが実情です。車との接触事故は時々起こっています。しかし、ホームも含めて線路支障に対して、素早く危険を知らせることは重要ですので、このような「体験」は訓練としてしてみる価値があると思います。
別棟で行われていた、「パンタグラフ上昇体験」。おそらく2000形の更新で取り外したPT48系パンタを使ったものと思われますが、スイッチ操作でパンタが上昇したり、下降したりします。撮影アングルとしては厳しいものでした(笑)。パンタの古物が複数台残っているのであれば、各部の名称や役割がわかる見本などあると、さらにわかりやすくていいのではと思います。
子どもサイズの制服を着て、記念撮影出来るコーナー。多数の子どもが行列というほどではありませんでしたが、制服は本格的なものが用意されており、女の子も含めて「インスタ映え」しておりました(笑)。
江ノ電は、歴史的には路面電車から発達した鉄道ですが、さすがに車庫線に溝付きレールなどのレールは使われておりません。しかし、この様子を見ると、かなりな急カーブポイントで、脱線防止ガードレールが分岐側には付けられているほか、フログが鋳造レールからの削り出しではなく、普通レールの組み合わせで作られているなど、本線レールとはまた違った様子が見て取れます。軌間を維持する「タイロッド」も見えます。転轍機が「だるま」なのも特徴的ですね。
逆光にはなりますが、通常撮れないアングルから営業列車を撮影することも出来ます。手前に柵がしてありますので、限りなく列車に近づいてしまう危険はありませんが、柵の外に子どもさんを出して、あまり注意しない親御さんがおり、少々気になりました。軽軌道に見える江ノ電といえども、れっきとした鉄道線電車ですので、危険な行為は慎みたいところです。
よほど近所の人なんでしょうか。飼い犬連れの人を見かけました。鉄道のイベントで、犬連れというのは初めて見ましたね(笑)。それだけ地元に親しまれているという証拠でしょう。
このほか「踏切操作体験」もあったようですが、比較的混雑しており、撮影が難しかったので割愛しています。
その他、食事に関しては、構内で東華軒がお弁当やおにぎりを販売していましたが、あまり種類が無かったので、もう少し充実したいところでしょうが、スペース的に無理かもしれません。かつての地元業者さん?の焼きそばや、焼きおにぎりが無くなったのが少々寂しいですね。会場外にキッチンカーが1台いました。
会場を出てほぼ正面の「ブーランジェリー ベベ」というお店のパンはおいしくておすすめ。日月休みなので、タンコロ祭りでは土曜日しか利用できません。
また、会場を出て右の稲村ヶ崎駅方向へしばらく歩き、路面区間の名残が残る線路脇の、「おむすびのたかはし」(お米屋さんです)もおすすめです。値段は銘柄米を使っているので、コンビニなどと比べるとやや高めですが、材料があればその場で作ってくれる場合もあり、とてもおいしいです。外の縁台で、電車を眺めながら食べられます。日曜、水曜休み。他不定休あり。