9000系車内の画像です。この車輌は9107号。手前は優先席で、付近のつり革が黄色いですが、これは近年の施工です。この9007編成は、唯一残った9000系の4輌編成車として、新宿方の急行用増結車などとして活躍しています。また連結器アダプターをつけて、他の自走できない車輌をけん引するのにも活躍してきました。30000系のデビュー前には、誘導障害試験の時に、試験車をつとめたこともあります。9000系の座席は、背刷りが高いので、座り心地がよいのですが、これは地下線乗り入れのために、窓を少し高めに設計したためです。実は千代田線乗り入れ時代は、意外に短かったのでした。地上線用車として活躍した時期のほうが、よほど長いです。
9000系の運転台に座れるというサービスをしていたようです。あらかじめ予約制でしたが、われわれが車内を見て回った3時30分頃は、希望者全員に開放しているようでもありました。画像は9000系運転台に座って、うれしそうな女の子。家族連れが写真を撮っていたようです。この9007編成は、9000系としては2次車なので、乗務員室のドアがステンレス製に改良されています。マスコンが旧形のものに代わっていますが、以前は国鉄103系に合わせた形状のものを採用していました。このマスコンは、2600系の廃車発生品です。速度計のまわりが一回り大きくなっているのも、地下鉄で使用したATC対応の名残です。
輸入車の保線車輌。マルチプルタイタンパーでしょうか。保線車輌の実演も行っていましたが、この画像を撮影したときには、もう終了していました(笑)。最近の保線車輌は、このように美しく塗装されています。昔は黄色一色でしたが。
同行の友人M氏が、終了間際にバス用の行先表示器を買いました。軽くて電圧も低いので、簡単に大きな幕もつけて動かすことが出来ます。筆者も1台持っていますが、9000系の前幕も、ブルートレインの絵幕もかけることが出来ます。値段の割にしっかりしているので、安くお手軽に手持ちの幕を動かしてみたい方にはおすすめかもしれません。