小田急電鉄ファミリー鉄道展2006続き



 もう終会に近くなりました。

デハ9001号の画像です

 4時に近くなり、車輌展示の時間も終わりに近づいてきました。これはデハ9001号。向きの関係で逆光になり、あまり撮影環境はよくありません。本当は右のクハ2670と、左の3100形ロマンスカーと、並べてあるのでしょうが、人が多くて、うまく並びで撮影できません。致し方のないところでしょうか。しかしこの9000系が、もう現役ではないのだという事実には、いまだに実感がわきません…。できれば1編成まるごと残して欲しかったなぁ…。


クハ2670号の画像です

 クハ2670号。復活塗装になって、一躍話題をまいた2600系2670編成ですが、この塗色での営業時は、腰回り紺色の塗り分け位置が上過ぎるという、わずかなエラーがありました。しかし、今回の再塗装で、それも直されています。
 下に営業運転時の画像をお目にかけます。

営業運転時の2600系復活旧塗色車編成の画像

 前面手すりの、横ステイの高さまで紺色に塗られているのがわかります。本来、1969年までの旧塗装では、今回塗り直された位置が正しい位置です。この画像は2003年12月撮影。下北沢−東北沢間。


クハ2670号に反射する夕日の画像

 もうイベントも終わりです。みんな帰路につきます。クハ2670号のピカピカの車体に、夕日が反射していました。現在残っている5000系、5200系、8000系は、全てアイボリーに青帯の時代しかありませんが、8000系の更新車など、1編成くらいこの塗色に塗ってみたら、案外面白いかもしれませんね。


買ったものの画像です

 買ったものなど。左上は、9000系登場当時の復刻ダイヤグラム。700円。右となりは復刻版9000系パンフレット、700円。小田急では、系列名を呼ぶのに、なぜか「9000形」と「形」を用いますが、このパンフレットには「型」の文字が使われています。どうやらこの時代(1972年頃)は、「型」が会社としての正式名称だったようです。
 その右は、「さよなら9000形」イベント時に配られたチラシ。これはタダでくれました。左下銀色の縦長のものは、切符売り場で活躍していた、硬券(厚紙の切符)ホルダー。500円でした。これは立川バスブースで購入。その右上の改札パンチは、東急のブースで購入。3000円。ほぼ新品で、江田駅などで使用のもの。さらに右は、会場内スタンプラリーで、全部スタンプを押してもらうとくれる、SE車3000系ロマンスカーのペーパークラフト。
 大山ケーブルカーの記念乗車券(中央の赤い模様のもの)は、金属製のメダルつき。500円。右側の特急券を含む硬券は、箱根登山鉄道ブースで購入したもの。1セット200円の廃札。下のたくさんある硬券切符は、いずれも箱根ロープウエイの、「スプーンですくう硬券」の戦利品(笑)。406枚の切符の山(笑)。どうしましょう?。右側の束は、連続番号の切符束。1個1000円…。かなりな散財ですね(笑)。



 今年のイベントは、充実した展示が特によかったと思えます。今回は珍しく現役車輌はなしで、全て保存車にしたのは、何か理由があるのでしょうか?。クハ2670とデハ9001は、向きの関係で、ほぼ逆光になってしまうのは、まあ仕方がないと思えます。いっそ展車台で向きを変えてしまえるといいのですが(笑)。それにしてもモハ1形をわざわざ展示した、職員諸氏の努力には頭が下がります。最近展示されていなかっただけに、特に年少ファンには、相当インパクトあったんじゃないでしょうか。
 今年も「ファミリー」をうたうだけのことはあり、特に子ども連れ、親子で…という姿を多数目にしました。身近でありながら、意外とその中身を知られていない鉄道への理解を深めてもらう意味で、充実した展示内容だったのではないかと思いました。さて、来年はどんな展示になりますか…。

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