大宮工場2004年続きです。
正門近くに戻って、実物機関車の先頭部を利用した、操作教習機材だったと思われるものたちです。手前からEF15、EF58、EF60、EF63です。いずれも引退しています。特に右端のEF63は、碓氷峠越えのために作られた特殊装備の機関車で、大変珍しいものです。
今回は屋内の展示も見ました。大宮工場の歴史を紹介するパネル展示です。ここは資料室で、普段公開はされていませんが、いろいろな資料が展示されており、産業考古学的な価値も高いものです。
大宮工場に残されている古文書の類のようです。見てもよくわからないのが難点でしょうか(苦笑)。この右側には、木型やナンバープレートの展示もあります。
最後に鉄道模型の展示運転を見ました。工場内にサークルがあるようで、なかなかの充実した車輌群でした。大がかりなレイアウトも、雄大な感じていいですね(これはHOゲージです。別にNゲージもあり)。
大宮工場は名称も「車輌センター」に変わり、敷地内にスポーツクラブができるなど、結構いろいろな動きもありますが、今後鉄道博物館ができたときに、イベントはどのようになるか、ちょっと心配でもあります。しかし歴史の長い工場であることもあり、相当いろいろなものを保有していますから、それらを今後も生かす公開を続けて欲しいと思いました。職員の方々は大変ですが…。