サハ2770号

 サハ2770は形式サハ2650で、小田原方から2輌目に連結されるサハです。サハ2650形は、1967年から登場した車種で、将来デハに改造できるように一応の準備がされていました。実際にインバータ制御試作車としてサハ2762号が電装され、営業運転を行ったのも、特記されるべきことでしょう(インバータ制御試験については、「2600系写真館」をご覧下さい)。



サハ2770号海側の画像です
 

 これは海側の画像です。屋根上には他車同様、扇風機のカバーが4つありますが、一番右の一つだけは、それ以外がクーラーの直後であるのに対して、少し離れたところにあるのが注目点でしょうか(扇風機カバーの精密な位置については、このページ下段のリンクをご覧下さい)。この画像では右側が新宿方です。床下に目を転じますと、小さな箱が2つだけ見えます。



サハ2770号山側床下の画像です
 

 これは山側床下の画像です。エアタンクが大小2つと、小さな箱が一つ、それにブレーキ作用装置があるだけの、比較的簡単な機器配置なのは、サハならではですね。


扇風機カバー相対位置はこちら