「フラワートレイン」というヘッドマークを取り付けて走行しました。正面の帯がやや細いので、遠くからでも接近がわかったものです。帯の色自体は、一般の車輌と変わりありませんでした。そのほか、グリーン、オレンジ、ピンク、赤が使われています。1982年3月末頃、下北沢−世田谷代田間。
登戸を発車して、新宿へ向かう2866他6連各停。2600系の他形式との併結開始は、この翌年のことなので、当時は単独で準急や各停に活躍していました。1982年6月、登戸駅にて。
基本的な塗装パターンは、各車で同じですが、先頭車と中間車では、青帯の処理と、緑色の部分の、隣接車輌とのつながりが異なります。クハ2866号の側面。ドアを閉めるとこんな感じです。不思議なパターンなのがわかります。1982年4月、経堂駅にて。
側面を撮影した写真から、画像を合成して、長い1枚の画像にしてみました。ドアが開いているので、今ひとつわかりにくい部分もありますが、このような感じです。赤は朱色に近く、ピンクはやや濃いめで、オレンジは国鉄湘南色のオレンジ色に似ており、グリーンは緑14号をわずかに薄くしたような、東急グリーンの彩度を少し上げて薄くしたような色です。同上、経堂駅にて。
この電車の運転は、わずか3ヶ月程度で終了してしまいました。6月30日で運転終了、検査で標準色に塗り替えとなっています。フラワーショーは秋にもあったので、秋の運転も期待されましたが、残念ながら翌年春までお預けとなってしまい、翌々年はなし、となってしまいました。毎年走らせても良かったのになぁとは思いますが…。画像はクハ2666の側面。模型化の参考程度にはなりますかね。