5000系との乗務員室ドア高さの違い
2600系は、その後作られた4000系・5000系と、車体の基本寸法は同じである旨巷間言われていますが、わずかに差がある部分もあります。良く知られているのは、運転室の前面窓が一段引っ込んでいる(これは4000系も同じ)ことですが、乗務員室のドア高さに差があることは、意外に知られていないと思われます。
この画像では、手前が5000系4輌編成、向こう側が2600系旧塗装化編成2670編成です。乗務員室のドア高さが、わずかに異なっているのがわかります。5000系では客用ドアとほぼ同じ高さなのに対し、2600系では、わずかに低くなっています。窓の寸法は同じのようです。
形式図によりますと、2600系の乗務員室ドア高さは1749ミリ、5000系は1799ミリ、参考までに9000系は1850ミリとなっています。
なお5000系と2600系で、現在は上段窓の開き勝手が異なりますが、これは5000系の後天的改造です。以前は同じように下段上昇・上段上昇式でした。
こだわる方は、模型化の際など注意が必要です。