定期運用最終日となった、2004年5月31日、経堂駅にて。
当初の予定では、秋頃まで運転の予定だったようですが、危険な撮影をする人が多くなったためか、突如6月に「さよなら運行」をして廃車と、会社より発表がなされました。そして5月31日には、定期運用最終日となったのでした。いつもと全く変わらない様子で、各停「本厚木」行きの運用につく2670編成。残念ながら、複雑な配線の経堂駅完成は、見届けることなく廃車となってしまいました。通過線を高速で走り抜ける2670編成が見たかったところでしたけどね。
経堂駅を発車して、千歳船橋へ向かう2670編成。私はあまり「さよなら運転」に行く趣味は、少なくとも最近は無いので、これでお別れです。2004年5月31日。
<引退後の2670編成>
保存を検討していたためと思われますが、海老名検車区にこのあと長く保管されることになりました。
既に廃車の手続は取られていますが、海老名の車庫を自力で時々移動していたようです。この日は「ファミリー鉄道展」で、車庫の公開日ですが、28番線に止めてありました。しばらく留置されたままのため、空気バネから空気が抜けており、車体が少し下がって見えます。ボルスターアンカーの横棒が斜めになっているのもそのためです。2005年10月16日撮影。
続いて引退した9000系と並んで留置が続く2670編成。この頃になると、さすがに自力で動くことは無かったようです。残念ながら、編成では保存されず、この画像に写っているクハ2670と、手前の9000系デハ9001号のみが、現在も喜多見電車区で保存されています。通過するロマンスカー車内から撮影。2006年3月9日。