クハ5050番台山側床下

 クハ5050の山側になります。5000系はみな共通ですが、5051編成〜5062編成と、5063編成〜5065編成で、製造年にへだたりがあり、一部の仕様が異なっています。床下機器の形状も一部異なっており、いくつか目につくものは、取り上げて紹介します。


クハ5050番台山側床下の画像です

 台車のボルスターアンカーの、逆台形部分に、横一文字のつなぎ目があるかないかというのも、目立つ差異です(これは9000系の4輌編成第1〜6編成までと、それ以後も同じような差異があります)が、この画像では、撮影の都合上、前期形と後期形を混ぜた形になっていますので、別に画像を掲載して紹介します。前期形と後期形で顕著に違うのは、上の画像中央に見えるMGと、その左の自動電圧調整装置(ピンク色の▲)、さらにその左のブレーキ作用装置です。画像は撮影の都合上、左の台車から中央ピンク色▲印の手前までが前期形のクハ5058号車、MGから右が後期形のクハ5064号車になっています。なお右側の台車脇奥に、小さめな空気ダメがあるようです。

後期形の自動電圧調整装置箱の画像 これは、後期形の自動電圧調整装置箱です。クハ5064号車。

前期形の自動電圧調整装置箱の画像 これは、前期形の自動電圧調整装置箱。クハ5058号車のものです。大きさが小さいです。また右側のMGにも、左側にでっぱりがあり、その分やや横長になっています。
 MGは後期形が5200系や9000系と同じ形状なのに対し、前期形はむしろ2600系に近いような形状です。このあたり、模型化の時に問題になりそうですね。後期形のブレーキ作用装置については、デハ5000山側床下のページなどをご覧下さい。以上の画像は2007年7月13日撮影。クハ5058号車とクハ5064号車。


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