デハ9000常磐無線アンテナ取り付け準備工事跡

 デハ9000番台の屋根にある、国鉄常磐線無線アンテナの取り付け準備工事の跡です。当初常磐線我孫子までの乗り入れが検討されたせいか、乗り入れ時に先頭となる、デハ9000番台にあります。また反対側の先頭となるデハ9700番台にも、かつてはありました。しかし「車体修理」と呼ばれる更新時にデハ9700番台のものは撤去されています。デハ9000番台のみ撤去されずに残ったのは、9000系の4連口が先に更新され、6連口は更新があとになったため、途中で屋根上整備メニューが一部変更になったからと推定されます。
 余談ですが、1000系のクハ1050番台と、クハ1450番台にも、JRアンテナの基台のみは設けられています。複々線完成時には、新4000系による常磐線乗り入れが実現しそうなので、その際にはJRアンテナが、クハ4050番台と、クハ4550番台には取り付けられることになるのでしょう。


デハ9000番台屋根の無線アンテナ工事跡の画像です

 この画像はデハ9000番台です。かなり本格的な工事形態で、なぜ更新時に撤去されなかったのか不思議ですね。



 側面から見た配管の止め方です。台を設け、その上にΩ形のバンドで屋根よりしっかり浮かせて取り付けてあります。

デハ9000屋根上アンテナ配管跡の画像です


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