江ノ電1500形

 江ノ島電鉄が1986年に新造した、1000系列の最終形式。車体にステンレス鋼を大幅に採用したのが特徴。また江ノ電として初めて、たわみ板継ぎ手中空軸平行カルダン方式駆動を採用した。当然最初から冷房車である。当初は写真に見られるような、オレンジ色基調の塗装であったが、その後他の1000系と同様、グリーン基調に塗色変更、さらに20形の登場後は、濃い緑を基調とした新塗装に変更されている。ただし最近は広告塗装になることが多く、あまり原色は見られない。

旧塗装時代の江ノ電1500形の画像です

 江ノ島駅にて。1987年冬頃。この当時は連結器が現在と異なる。また左の303−353編成も、冷房化や高性能化などの更新が行われていない。


江ノ電1500形の画像です

 最近の1500形。2004年は「シーブリーズ」の広告塗装となっている1501−1551編成。2001年10月に開かれた、鎌倉市のイベント「コメットさん☆ワンデイフェスティバル」で、着ぐるみのコメットさん☆が、一日駅長として「発車合図」を送ったのは、当時も同じ色に塗られた1052号であったと伝えられている。この写真は稲村ヶ崎−七里ヶ浜間にて、2004年7月9日撮影。


広告塗装1500形の画像です

 この年は、明治製菓の広告ラッピングとなった1500形1502−1552編成。ちなみに奥側の1101−1151編成も、「義経号」ラッピング車だ。1500形も、最近はよく広告ラッピング車になる。こちら側の面には、江の島やおなじみのキャラクター、片瀬東浜?などが描かれている。1500形の外観上の特徴として、「江ノ電」の銘板が、乗務員室ドア上に移動(他の1000系は、1枚目の窓の上)したことと、ドアの窓ガラス支えゴムが廃止されて、ドアがのっぺりしたことがあげられる。2005年7月13日、藤沢駅で撮影。


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