同系の304−354編成と、似たような感じだが、車体の寸法がやや異なる。車体の長手中央部が、やや垂れ下がっているのは老朽変形したためだが、かつてはこのような電車、それほど珍しいものではなかった。稲村ヶ崎駅にて、2004年7月4日撮影。
鎌倉方面から由比ヶ浜駅に到着する、303−353編成。後ろ(奥側)はこの日20形だった。やや細身な車体に、広いおでこという感じ。由比ヶ浜駅にて、2005年2月24日撮影。
稲村ヶ崎に入線する303−353編成。古い車体だが、よく整備されている。窓の上は、かつて帯金が長手方向に通されていたが、その後の修繕で、帽子をかぶせるような感じに、鉄板を張り付けたようになっている。模型にするのは難しいかも。2005年2月24日。稲村ヶ崎駅外れにて。
江ノ電の新時代を、それぞれ築いた両雄が並ぶ。江ノ電に初めて登場したボギー車を改造した303編成(旧100形・右)と、長きにわたった中古車の時代に別れを告げ、江ノ電の新しいイメージを創り出した1000形(左)。長谷駅にて、2005年3月1日撮影。
しかし長年の使用で、不具合があり、休車を経て廃車されることになった303編成。名物電車が消えていくのは、かなり寂しいが、時代の流れにはなかなか逆らえないということか。2007年9月22日、極楽寺検車区公開にて。この時点で、300形で残存するのは、305−355編成のみとなってしまった。