1.DVDの特典映像における「由比ガ浜海水浴」のシーンは、おおむね24話と25話の間あたりに入るべきストーリーで、ケースケがオーストラリアに出発するより前である(話数については、海の家が撤去される9月上旬でないと矛盾があるし、貝殻については監督助手の平尾氏のインタビューによる)。
2.この時ケースケからもらった貝殻に、コメットさん☆は星力をかけ(航海日誌と同様)、ケースケが考えたことが、航海日誌に自動書記されるとともに、コメットさん☆が耳に当てた貝殻に、声となって伝わってくる。
3.それはコメットさん☆の、ちょっとした励みになるのだが、ケースケが、オーストラリアで受けた、ライフセービングの選手選抜に受からなかったために、一時的にかがやきを失い、通信不能となってしまう(おけや氏のインタビュー談話による)。復旧したのは最終回後と考えられる。
4.1と3は本編で語られないので、わかりにくくなっている。
…という4点を押さえた上で、この貝殻通信機、当然実在の貝を参考にしていると思うのですが、それはいったいどんな名前の貝であろうか?と、思うのは必然のようなものですね。
そう思っていた矢先、見た限り「そっくり」な貝を、すぎたまは西伊豆で捕獲、食ったあげく(笑)、標本?にすることに成功しました。また江ノ島を取材するなどして、一応「この貝がモデルでは?」と考えられる段階に至りましたので、画像を含めて紹介します。
防波堤のそばに近づくと、水深1.5メートルほどのところに、不審な出っ張りが…(笑)。通常防波堤というのは、平らな垂直面ですから、形状からしても何か貝であろうとは思いました。そこでこれを採取!。2005年9月12日撮影。
グロテスクにも見えますが、表面にいろいろ付着しているため、色とりどりになってしまっています。さて、これをどうしようかと思ったのですが、とりあえずはいつも行く活魚料理店「浜宮」に、持ち込んでみることにしました。軽い気持ちだったんですが…。2005年9月12日撮影。下側の黒っぽいところは、貝の口をふさいでいるフタです。
フタ側はこんな感じです。グロっぽい色と姿で、この時点では、正直「食べられるのか?」という疑問のほうが先に立ちます…。2005年9月12日撮影。
さすがにプロの手に掛かると、このように刺身にされてしまいました。貝、哀れ…(苦笑)。味はこりこりしておいしいです。しかし、この時点でも、「ホラ貝の一種では?」程度しか、名前はわかりませんでした。食べ過ぎるともたれる貝です(笑)。2005年9月12日松崎「浜宮」にて撮影。