第9話に登場する日比谷野外音楽堂と日比谷公園続き
117:イマシュンを心配する黒岩マネージャーは、公園内を探し回ります。この場所は、81の場所と同じところですが、背景は描き直されています。バックのビルの色、道路の交差角などが微妙に変わっています。パンニング分があるので、横長の背景になっているのは同じです。
118:走ってきた黒岩マネージャー。額の汗をぬぐいます。
119:黒岩マネージャーの心配をよそに、コメットさん☆たちは、お昼寝のまま、時間は夕方になってきます。夕焼けをバックに飛ぶ雲のカットです。撮影はもちろん無理です(笑)。
120:夕方で気温が下がってきて、コメットさん☆は思わずくしゃみをします。ここの絵はコメットさん☆の鼻の穴まで見えて…。お嬢様らしくない…(苦笑)。
121:「いけない」と言いながら、コメットさん☆は、雲の上で起きあがります。
122〜123:少し離れたところに浮かんでいた、ツヨシくんとネネちゃんの雲を、星力でまとめて自分のと一つにし、「もう一人の人は?」と聞くコメットさん☆のカットです。
124:ここで海と、半島状に張り出した陸地が映ります。ここはまるで由比ヶ浜から見た三浦半島のようですが、どうもはっきりする決め手に欠き、なんとも言えません。
参考までに、由比ヶ浜から逗子と、後方の三浦半島先端を見た画像をご覧に入れます。このカットに描かれる場所は、ここのような気もするのですが、このあとの方で、コメットさん☆は、千葉県上空からイマシュンを探しに行っていますので、千葉方面なのか、三浦半島なのか決め手が無く、特定できません。しかし、下の127〜128カットの背景からすれば、この画像の場所で合っていそうな気もするのですが…。もっとも、いずれにせよ、ここは日比谷と関係はありません。この画像は2005年2月22日撮影。撮影協力:Naka氏。
125〜126:「もう一人の人」が、どこかに流れて行ってしまったことに気付くコメットさん☆。
127〜128:雲の上で寝ているイマシュンのカットです。背景は山がちで、なんとなく鎌倉山のようなんですが…。ここで前半が終わります。
129:日比谷野外音楽堂に詰めかけた人々と、ステージが映ります。ステージ上には誰もいません。「イマシュンコール」が…。音楽堂の後ろ側いっぱいから、ステージを真正面に写したカットです。撮影の機会に恵まれたら、撮影してみたいと思います。
130:主のいないギター。ステージ上に置かれたギターのアップです。このあたりの演出は、なかなか気が利いていると思いますね。
131:「イマシュンコール」をする観客。観覧席の部分です。
132:「何よ何よ何よ…」と繰り返しコールするメテオさん。
133:「殿下は、イマシュンは現れないじゃないのー!」と怒るメテオさん。殿下ねぇ、殿下かぁ…。何かを予感させるなぁ。
134〜138:黒岩さんは、舞台の袖でイマシュンを待ち続けます。スタッフに問いつめられても。
139:コメットさん☆とツヨシくん、ネネちゃん、ラバボーは、イマシュンののった雲を探します。このカットに描かれているのは、「シンデレラ城」と思われる尖塔形の建物と、「トゥモローランド」らしき建物が見えるので、千葉県浦安市の「東京ディズニーランド」だと思われます。しかし、よく見ると、ジェットコースターが見えます。ディズニーランドには、確かにコースターが3種あるそうですが…。
140:ツヨシくんとネネちゃんは、「遊園地〜」とうれしそうです。その遊園地のジェットコースター脇から、空を見上げたカットです。ところがここで問題。このカットよく見ると、「観覧車」と「宙返りする」コースターが描かれています。東京ディズニーランドは、聞くところによると、観覧車を作らない方針のようですし、「宙返りする露天の」コースターはありません。とすると…、いったいここはどこなんだ〜(笑)。まあ、この作品が作られた時(2001年頃)には、既に隣に「東京ディズニーシー」の工事が完成間際(9月4日オープン)になっていたはずなので、139のカットにそれが描かれていないことも含め、厳密に東京ディズニーランドを描いたのではなく、少し離れたところにあるテーマパークのイメージとして利用した、と考えるべきなのでしょう。実在の場所に忠実な、「コメットさん☆」としては比較的珍しい描写かもしれません。
141〜150:バトンを持って、イマシュンを空から探すコメットさん☆。ラバボーに「風下」ではないかと言われ、出航して行った客船を見て、何かを思いついた様子。星力を受けようと、さらにラバボーにのってジャンプします。この海は東京湾と思えるので、竹芝桟橋か、晴海埠頭からの出航でしょうか。
151〜154:星力吸収バンクです。珍しく、コメットさん☆の横顔は映りません。
155:ツヨシくんとネネちゃんのところに戻ってきたコメットさん☆。変身に移ります。
156〜160:変身バンクです。5カットなので、少し短いでしょうか。
161〜166:星力で、イマシュンの「航跡」を探します。コメットさん☆は、141からのカットで、下の海に船の航跡を見つけ、星力を使えば、同じようなものが見えるのではないかと考えたのでした。
このカットでコメットさん☆が、イマシュンの「航跡」を見つけるシーン、西に太陽が沈むことから考えると、「航跡」は南に向かっているようにも見え、そうだとすると、イマシュンは、房総半島沖に流されたようにも思えます。しかし、ラバボーの言う「風下」に流されたとすれば、北風が吹いていたことになり、この時期(5月下旬)に、そうそう北風が吹くだろうか?という疑問もあるにはありますね。
まあ、あまり真剣に考えても仕方ないとも思えますが、真剣に検討しない、考えないというのは、この作品の制作ポリシーに反する気がするので、手を抜くことは出来ません。
167〜169:スピード感あふれるカット割りで、コメットさん☆はイマシュンを追いかけます。そしてようやく見つけました。
170〜172:星力が切れかかって、雲が薄くなっているところに、イマシュンがのっているのを見つけたコメットさん☆は、ラバボーを放り投げて、イマシュンを捕まえようとします。メテオさんの影響?(笑)。いや、星国の人は、こうやって遠くのものを取るのか?(笑)。
173〜179:ラバボーは、イマシュンの雲のはじっこになんとかヒット。そのままバトンで引っ張られます。ラバボーも、時にはひどい目にあっているのですね(笑)。
180〜184:コメットさん☆たちのいる雲に、イマシュンをゲット!。それでも寝ているイマシュンは、ネネちゃんに「のんき」とまで形容されてしまいます。しかしまだ、彼がイマシュンであることに、誰も気付きません(笑)。
185:イマシュンは、わずかに目を覚ましますが、寒いのか少し震えて、コメットさん☆のかけてくれた毛布?(星力毛布?)にくるまります。