コメットさん☆のホームタウン稲村ヶ崎駅続き


 第29話は、台風で浸水事故を起こした漁船に、ケースケと景太朗パパさんが、乗ったヨットで救助に向かう…というストーリーでした(「カスタネット星国の嵐」)。全体としては、ケースケの過去が明かされ、彼がどうしてライフセーバーになったのか、はじめて語られます。その意味では重要な話なのですが、意外なリアリティをもったストーリーが、割と狭い範囲で続く「コメットさん☆」としては、台風に突っ込むコメットさん☆などが、かなり現実性に欠け、私すぎたまとしては、今ひとつ評価が難しい話でした。

 しかしメテオさんの意外な表情、メテオさんのお母さんの考え方、コメットさん☆のケースケに対する想いなどが、明確に描かれた回でもあったとは思います。

 さて、坂の途中をたそがれたメテオさんが、「鬱だわー。鬱だわったら鬱だわー」と嘆きながら、坂上から坂下に下りていきます。

稲村ヶ崎駅入口交差点付近の画像です


 極めてメテオさんらしくない、沈んだ顔です。場所としては、この位置で間違いありません。特に左側壁がだんだん高くなる様子や、下の石垣積みのところ、右側の建物の様子などは、まったくそのままと言えます。右側や奥の電柱と電線は省略されています。2005年2月24日撮影。


 そしてカメラは一転海を背景にした側に移り、コメットさん☆・ツヨシくん・ネネちゃんとすれ違う…。


稲村ヶ崎駅入口交差点の画像です


 画像手前側からメテオさんが、その右側をコメットさん☆たちがすれ違うのは、この坂です。これまた第29話を見るとわかりますが、右側の家の壁の形態、交差点と海の関係など非常に忠実な再現です。

 なおこの画像の後ろのほうが稲村ヶ崎駅方向、前方の左右の道路は国道134号線です。見るとおり、交差点には信号機がありますが、作品中では省略され、実際には大変交通量の多い道であるものの、作品中ではちょっとした狭い路地のように描かれています。2005年2月24日撮影。


 コメットさん☆は、メテオさんに気付いて、「あれ?」と振り返ります。


稲村ヶ崎駅入口交差点付近の画像です


 ツヨシくんも、「メテオさん…」と言い、みんなで立ち止まり、メテオさんを呼び止めようとするのは、この地点です。作品では、縁石は描かれません。また路面の○も省略されますが、それはさすがに描ききれないかと思います。2005年2月24日撮影。


 心配になったコメットさん☆は、メテオさんを追って坂を走っておりようとします。


稲村ヶ崎駅入口交差点を反対側から見た画像です


 作品中では、東急バス?と思われるバスが、左から右に走っていったりしますが、道の真ん中をとぼとぼと降りてくるメテオさんを、コメットさん☆たちが追ってくるというカットです。作品で描かれる道は、実際の場所として、画像に写っているように忠実です。右側の塀が、やや単純化される程度の違いと、車道の交差角が、若干異なる程度の違いしかありません。2005年2月24日撮影。


 メテオさんは、コメットさん☆の呼ぶ声に驚きます(すごい顔(笑))。


稲村ヶ崎駅入口交差点横断歩道上の画像です


 若干右側に見える石積み部分の形が、実際と異なるので、多少場所が流動的になりますが、この中央やや右よりのところに、メテオさんは立って、おびえた顔をします。2005年2月24日撮影。



 

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