第30話の東勝寺橋・大御堂橋周辺続き
140:コメットさん☆は、粘土怪獣を「回収」するために、バトンを振ろうとしますが…。
コメットさん☆は、ややかがんだ姿勢から、バトンを回し、そして背筋を伸ばします。作品では空バックで描かれていますが、元からコメットさん☆の立っている地点を目安に特定した実際の場所は、こんなところです。もう少し右寄りで、さらに低い位置から撮影すべきかもしれませんが、いずれにせよ、背景の様子は実際とかなり異なっています。
141:粘土怪獣は、白い「怪光線」を口からはき、コメットさん☆を攻撃します。この光線は、これらより前の段葛のシーンで、車を持ち上げ、片輪走行させるほどの力を持っていたのに、コメットさん☆には、「しりもち」をつかせる程度の力になっています。怪獣も考えた?。このカットを忠実に撮影するためには、川面に降りて、さらに真横からの撮影とせざるを得ず、位置的に不可能でした。
142:粘土怪獣の白い怪光線を、全身に浴び、コメットさん☆は「きゃあ」と。
コメットさん☆が、光線を浴び、バトンを握りしめたまま、小さな叫び声をあげるのは、この地点になります。橋の上から、やや西よりの空を見上げた感じです。位置的にはここで間違いないのですが、作品では星空背景となっているのに対し、実際はけっこう木や電線が写り込みます。
143:コメットさん☆は、たまらずしりもちをつきます。上にも書きましたが、車を持ち上げるほどの力のある光線が、コメットさん☆に対しては、しりもちをつく程度ですむのは、星力が、コメットさん☆自身に作用しているから、という意味でしょうか…。
コメットさん☆は、この位置で、奥側に見えている欄干近くからはねとばされ、右手前にしりもちをつき、その後仰向けに倒れます。作品では空は星空、欄干は3つ近く描写されていますが、橋の大きさと背景の木の茂り具合から、実際はこのような画像になります。これでカメラを地面に置いての撮影です。
144:粘土怪獣は、川をさかのぼるように逃げます。カンガルーのようにジャンプしながらですが、どちらかというとカラスのほうが近いでしょうか?(笑)。このカットは、川面に降りて、さらに上流側に行った地点からの撮影が必要でしたので、画像撮影は不能でした。
145:コメットさん☆は、ようやく起きあがると、橋の西側に沿った側道脇から、川面をのぞき込みます。しかし実際には側道はありませんし、該当する場所には、お店が建っていますので、何か川の上にカメラを出して撮影するしか方法がありません。そのため一応撮影は不能ということになりました。