第30話の東勝寺橋・大御堂橋周辺続き
146:飛び跳ねて逃げる粘土怪獣を、コメットさん☆は側道を走りながら追いかけます。なかなかすばしっこくて、追いつけないようですが…。この場所は、滑川を東から西に見る位置になります。ところが側道は両側ともない区間なので、実際の撮影は困難と思われます。
147:コメットさん☆のアップになり、コメットさん☆は「どうして?、どうして言うこと聞いてくれないの?。星力で作ったものなのに」と困惑します。このセリフにもちょっとした示唆が含まれているような気もします。実際の場所としては、滑川を上流向きにさかのぼり、しばらく行った地点ですが、そもそもコメットさん☆の走っている側道が、実在しないため、撮影は不可能と思えます。側道があったとしても、水面近くから上を撮影しなくてはなりませんし…。
148:粘土怪獣は突如立ち止まります。それにあわせてコメットさん☆も急停止します。背景そのものはカット146と同じものをスクロールしているのではないかと思います。この場所も、146よりさらに上流側ですが、側道が両側ともないと思われるので、撮影は困難と思えます。
149:コメットさん☆は見上げます。粘土怪獣が巨大化を始めます。その様子を見て、呆然となるコメットさん☆。コメットさん☆が146から走ってきた側道上ですが、側道が実在しないため、撮影できないのは同じです。
150:巨大化する粘土怪獣。このカットは、今度は西側から東側を見ています。コメットさん☆視点で描かれます。そして雄叫びを上げる粘度怪獣。同じ位置の画像撮影は、側道からになりますので、困難ではないかと思いますが、川で行き止まりの道などがありますので、そのあたりから撮影可能かさらに調査する予定です。
151:それを見たコメットさん☆は、一言「ラバボーみたい…」…。ラバボー、なんか哀れ…(笑)。ラバボーみたいって…。コメットさん☆それはあんまりでは…(苦笑)。カットとしては、149と同じです。
152:巨大化し終わった粘土怪獣。上手の川面からのカットです。しかし、なぜか粘土怪獣は、きょろきょろとあたりを見回します。コメットさん☆は、「何してるんだろ」と。粘土怪獣は前の方に何か見つけると、さらに川を上流に向かいます。実際の風景としては、滑川がS字にカーブするあたりになると思いますが、川面に降りる術がなさそうなので、撮影は困難かと思います。また既に東勝寺橋のすぐ上流側にある橋は、無視された形で作品は進行しますが、まあ、この橋はくぐったのでしょう(笑)。
153:再度走り出した粘土怪獣を見て、コメットさん☆は「あっ!、待って!」とびっくりしながら、またあとを追います。そして覚悟を決めると、粘土怪獣めがけてジャンプ!。場所としては、152のさらに上流側です。
154:コメットさん☆は、「それっ!」と粘土怪獣に取り付こうとジャンプします。滑川が大きくS字を描いて蛇行しているあたりの、わずかに上流側と考えられます。粘土怪獣はひたすらまっすぐ走っているように見えるのですが…(笑)。
155:粘土怪獣の背中に取り付いたコメットさん☆は、振り落とされそうで、必死にしがみつきます。場所としては滑川のS字が終わって、左にゆるくカーブするあたりなのですが、適当な撮影場所がなさそうです。コメットさん☆+粘土怪獣は、西側から見ています。それにしても保育園などで使う粘土は、通常「油粘土」なので、コメットさん☆油臭くない?(苦笑)。
156:粘土怪獣はさらに走ります。コメットさん☆は、あまりの振動に足が浮き上がってしまいます。背景には家が数件見えます。コメットさん☆は短い叫び声をあげます。場所としては155のカットから、川が右に折れるので、そのあたりではないかと思いますが、撮影に適した場所がありません。
157:コメットさん☆は、「…落ちる」と声をあげながら、手に力を込めますが…。粘土怪獣を斜めに見たカットです。場所は大御堂橋から下手に向かってかなり行ったところの、「直線区間」ではないかと思います。
158:コメットさん☆の左手のアップ。少し粘土怪獣の体に食い込んでいるように見えます。
159:粘土怪獣は立ち止まります。大御堂橋をくぐって…だと思いますが…。粘土怪獣の足のアップです。場所は大御堂橋のすぐ上流側の地点ではないかと思いますが、ここもまた川面に降りる適当なところがなく、撮影は困難だと思います。
160:ようやく止まった粘土怪獣に取り付くコメットさん☆。コメットさん☆の絵は155と一部共通だと思います。姿勢などは類似のカットがありますので…。しかし背景は別のものと合成されています。コメットさん☆は薄目をあけて、「うん?」と粘土怪獣を背中から見上げます。関係ないですが、このカットのコメットさん☆の目の表情はかわいらしいです。
161:粘土怪獣の背中をナメ、一件の家の窓をのぞき込む粘土怪獣。コメットさん☆は、その姿に疑問を持ったのでした。場所としては、大御堂橋の北詰にある家のあたりです。ここに源ちゃんの家があるという設定ですが、当然のことながら、まるっきり関係ない家が建っています。南北方向に流れていた滑川が、このあたりでは東西方向に変わっています。
162:コメットさん☆は、あわてて「だめ」と言いながら、粘土怪獣の頭まで駆け上がります。なかなかの脚力だ…(笑)。
コメットさん☆が、粘土怪獣の背中から頭まで駆け上がるのはこの位置になります。橋の欄干は作品でも、前の橋よりやや細めに描かれますが、柱部分が1段高くなっていないこと、四角く抜けている部分の面積比などが、この大御堂橋と前の東勝寺橋をミックスしたような印象に描かれます。左側に見える家は、位置としては源ちゃんの家ということになっていますが、当然なんの関係もありません。デザイン的な共通性もありません。画像左側にこんもりと見える、刈り込まれた庭木に沿って、フェンスがあると仮定しますと、場所とアングルは、ほぼこの位置であることがわかりますが、欄干の四角く抜けた穴の位置などは、実際と作品では異なります。またもうわずか右側から左寄りに撮影すべきかもしれません。中央右に粘土怪獣とコメットさん☆というイメージです。
163:コメットさん☆は、粘土怪獣の頭の上で、必死になって怪獣が怪光線をはくのを止めようとします。そして「んん?」と。それは源ちゃんが寝入っているところを見つけたからでした。場所としては橋の上から長い棒を付けて撮影するか、人の家の庭に入らないと無理ですので、画像はありません。
164:コメットさん☆は、その視線の先に源ちゃんがベッドで寝ているのを見つけます。カメラは源ちゃんをアップになるように映します。画像は人の家をのぞき込む形になってしまうので無理ですね。
165:気持ちよさそうに眠る源ちゃんのカットです。窓枠もわずかに映ります。
166:コメットさん☆は、それを見て「そっか」と、粘土怪獣がここに来たかった意味を理解するのです。源ちゃんが作った粘土細工に、命を吹き込んでしまったコメットさん☆。その命を持った粘土は、怪獣の姿になりましたが、作った人のところに帰りたかったのです。カットとしては163に類似ですが、もう少し正面から撮った形になります。
167:カメラは右から左にパンしながら、粘土怪獣とコメットさん☆を横から映し、次第にフレームへ、源ちゃんの家を入れてきます。
画像は、基本的に162と同じような感じですが、やや左側から粘土怪獣の真横を映しています。そのため上の画像のような位置になります。この画像中央で、左向きに粘土怪獣が窓をのぞき込んでいる、というイメージです。左側の家の、2階まどの少し下あたりに、源ちゃんの部屋がある感じです。
168:源ちゃんは寝返りをうちながら、ふと目を覚まし、目をこすりながら窓の外(つまり粘土怪獣)を見つけます。
169:窓の間近に粘土怪獣とコメットさん☆。普通相当びっくりすると思うのですが…。
170:源ちゃんは…。「んん?」と一言。
171:それに対して、粘土怪獣はうれしそうに「がるるるる」と。
172:ところが源ちゃんは、驚きもせず「なんでやねん…」と一言。この子は大物になるかもしれん…(笑)。
173:源ちゃんが喜んで迎えてくれると思った粘土怪獣は、その反応に驚きます。
174:そして源ちゃんはまたベッドに倒れ込むと、寝入ってしまいます。そりゃあまあ、幼児だからなぁ(笑)。
175:粘土怪獣は涙を浮かべます。作った人に無視されてしまったのが、とても悲しいのでしょう。
176:粘土怪獣は大泣きしながら、急速にしぼんで行きます。カットと場所は162の画像と同じです。