コメットさん☆は、「上がったかな」と、雨が上がったかどうか、空を見上げます。作品中、コメットさん☆の顔は、あおり気味に描かれますが…。実際の場所としては、座っていた切り株から立ち上がって…ということになりますので、ここには違いないのですが、背景の様子はなんだか違うように見えてしまいます。まあ、一応場所としての矛盾がないところ…程度に考えるしかなさそうです。そもそも左上は空のように描かれますが、実際の切り株の左上方は、山の上の方になりますので、空は見えにくいです。
作品中の感じをそのままに再現できる場所としては、切り株の位置から少し離れたところになります。しかし、実際の場所とは、何となく左右反転している感じですので、あくまでイメージ的な場所と考えた方がいいと思います。
作品中では、切り株の右脇に立つ1本の木に立てかけておいた流木アートを、持ち上げるコメットさん☆が映りますが、実際の場所としては、そもそも流木アートを立てかけた木そのものが実在しないため、一応この場所であることは間違いないというところを掲げます。その画像の右寄りに木があることになっています。コメットさん☆は、おなかから上あたりしか映りませんので、高さもこんなところです。
作品中、コメットさん☆の足下とその崖下が描かれます。下には低木が茂っており、倒木が横向に倒れているようにも見えますが、場所としてはここになるかと思います。実際に、コメットさん☆が雨宿りした切り株にあたるところの真下です。この画像に写っている倒木は、切り株のもとの木であったと思われます。このカットでは、コメットさん☆が、実際より小さく描かれているようです。切り株は、画像の右下、岩は左下ですが、右側に見える木や、垂れ下がる枝など、非常に忠実な描写と言えます。2005年11月22日撮影。協力:Naka氏。
コメットさん☆の右足の靴がすべる感じで、崖の部分が崩れ、コメットさん☆は落ちそうになります。実際の場所としては、ここになります。この真ん中に、コメットさん☆の右足が映ります。左右に見えるシダ類は描かれません。2005年11月22日撮影。協力:Naka氏。
コメットさん☆は「あれっ?」と言って驚き、「だれかいるの?」と言います。さて、実際の場所としては、切り株の右側、実際にはない立ち木のさらに右側になりますので、ここで間違いありませんが、あまりはっきり段差のある崖ではないです。この画像の右下から、コメットさん☆は落ちそうになる…という具合です。2005年11月25日撮影。
ここの一連のカットは、コメットさん☆の表情が非常に豊かで、それを見る限りでは面白いですが…。
同一カット内になりますが、コメットさん☆の「だれかいるの?」のセリフのあと、カメラはロングに引き、手前に岩、左奥に切り株、右側にコメットさん☆、岩の手前にラバボーの構図になります。
整合性のある場所としては、この位置になります。この左下の岩にラバボーが隠れているということになるはずですが、その後のストーリー進行では、もう一つ左側にある岩の、さらに向こう側の岩にラバボーは隠れていたことになっており、実際とは矛盾があります。そのためここ全体、イメージ利用と考えていいと思われます。2005年11月25日撮影。