コメットさん☆は、階段手すりの上から身を乗り出して下を見て、ラバボーの名前を呼びます。作品中での位置は、階段手すりの上から2つ目の縦棒のところです。実際の場所・角度としてはここになりますが、防波堤の形状が異なり、また防波堤から手すりまでほとんど隙間なくつながっているのに対し、作品は少し隙間があるように描かれること、さらに階段の傾斜が急に描かれる点が、異なっていると言えば言えますね。それ以外はまったく例によって忠実です。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。
このカットは1カットが非常に長く、階段のところから、下をのぞき込んだコメットさん☆の視点を追うように、下からずっとパンアップしていき、セリフを交えながら、江ノ島まで描かれます。画像はラバボーの檻があった場所にあたります。ここからパンアップするように描かれています。2005年2月24日撮影。撮影協力:Naka氏。
一応カメラのパンアップが終わる地点をお目にかけます。上の画像から始まって、この位置までカメラはパンアップする、ということです。2005年3月9日撮影。撮影協力:Naka氏。なお、撮影時刻はご覧の通り夕方で、作品と異なっています。
※なお実際の場所でカメラをパンアップする様子を、動画で撮影してみました。こちらです(約2.354MB。Motion
Jpeg形式)。
このカットは思いの外カメラ視点が高いのが特徴で、背景にホテルの宴会場が映っています。これを実際に撮影するのは、なかなか困難で、作品に描かれた駐車場の面と、防波堤、階段の手すりをうまく画面に入れるのは、難しい印象です(階段途中から高い位置にカメラを掲げる必要があります)。この階段の上から4段目くらいで、コメットさん☆は、ポケットからティンクルホンを出し、電話に出ます。各人の配置は、画像の中にカタカナで記しました。コはコメットさん☆、ケはケースケ、ツはツヨシくん、ネはネネちゃんです。作品中では、背景にホテルの宴会場が映っていますが、実際にはホテルの「客室」が写ります。
このカットで面白いのは、作品での描写から、ティンクルホンには、スピーカーホン機能があり、コメットさん☆の効き耳は左耳、駐車場に設置されている車止めは、作品には描かれない、というようなことがわかるカットです。2006年7月3日撮影。撮影協力:Naka氏。
コメットさん☆と、ケースケが、ティンクルホンを聞いているのは、この階段です。夕方で満ち潮のため、汀線の位置などが、作品とは異なりますが、実際より作品では、ややカメラ視点が高く、階段の手すりも緩やかな勾配で描かれます。2005年3月9日撮影。撮影協力:Naka氏。