第４１話に登場する七里ヶ浜周辺

　第４１話（「タンバリン星国の誰かさん」）は、ケースケに化けていたプラネット王子が、ついに正体を現すとともに、案外ミラとカロンは、ヘンゲリーノの手先であったかのように描かれる、ストーリー終盤の重要な回でした。この回では、七里ヶ浜西側にある休憩所下の海岸が、重要な場所として使われます。

　撮影取材としては、人が多くてあまりいいアングルに恵まれず、今後再取材が必要と思われますが、とりあえずは撮影できた分ご紹介します。

　まず横浜？のビル街が、この回には多く登場しますが、タンバリン星国の飛行船と気球が、ケースケに化けていたプラネット王子を連れ戻しにやってきた時、星のトンネルを使って、王子をコメットさん☆は、七里ヶ浜の海岸まで連れて逃げます。そして…。

　プラネット王子は、コメットさん☆（コメットくん☆）に、自分の過去を語りはじめます。「地球での生活もきつくて…」と。その位置は、上の画像の位置になりますが、作品中ではもう少し階段の手すりの間隔が狭く描かれます。またもう少し左よりからのカットになっているようにも思えますが、そうすると背景の小動崎（こゆるぎざき）の位置がおかしくなりますので、それなりのデフォルメが入っています。この階段の下から３段目くらいにコメットさん☆が男の子の姿で、その４段くらい上にプラネット王子が、さらにその上にラバボーが映ります。プラネット王子の位置は、画像に映っている人物（協力者のNaka氏）のあたりのはずですが、実際より作品は、この階段の幅が狭く描かれるためと、ややカメラ視点が低めに描かれるため、正確な位置は、このアングルとしては割り出しが難しいです。

　続いて階段正面からのカットになります。階段は実際よりずっと狭く描かれますので、作品中階段の中央付近にコメットさん☆、左側の画像でNaka氏が座っているあたりにプラネット王子、コメットさん☆の右上にラバボーが描かれます。しかし、実際の階段より、段の高さがずっと高く描かれるので、相当踏み込みが高い階段に見えます。

　王子は身の上話を続けますが…。

　プラネット王子は、それなりの説明をするのですが、その態度がやや投げやりな態度だったため、コメットさん☆の怒りを買い、王子はコメットさん☆に胸ぐらをつかまれます。

　その位置はちょうど画像のNaka氏が映っているあたりです。おおむね姿勢もこんな具合（笑）。左上の防波堤の上部分は、実際には弧を描いて、奥に曲がっていきますが、作品中では角があるように描かれます。

　殴られそうになる王子は、「殴れよ」と言いますが…、コメットさん☆は彼を殴ることはできません。涙とともに、振り上げたこぶしを降ろします。そして立ちつくすコメットさん☆。

　画像左側の手すりが終わるあたりにコメットさん☆は、立ちつくしています。王子の位置は変わりません（つまりは画像のNaka氏の位置）。遠くの景色も、おおむね同じように描かれますが、ややカメラ視点はこの画像より低いようです。