●77:ベンチに座ったままのコメットさん☆。メモリーボールを取り出して…。コメットさん☆の左前方から、ぼーっと座っているコメットさん☆を映します。
●78:コメットさん☆の左肩越しに、手元のメモリーボールがアップで映ります。…でも、そのクリアな表面には、雨とはちがうものが落ちます…。
位置としては、このような感じになります。ベンチ本体は描かれず、コメットさん☆の足と手、それにメモリーボールが描かれます。目からこぼれ落ちる涙を、直接に描かないで、このようなカットにより、それとなくわからせるという演出上の効果は、なかなかに驚きでもあります。
●79:声を出さないように我慢しながら泣くコメットさん☆。コメットさん☆から見て左前下側からあおり気味に映します。なんといっても、まだ小さな女の子にはかわりないのです…。
しくしくと泣くコメットさん☆を、左前やや下側からあおり気味に写しますが、位置としてはこのような感じになると思われます。この画像のすぐしたにベンチがあります。作品中では、ベンチそのものは描かれず、コメットさん☆のアップになっています。左側には立ち木が描かれますが、実際にはありません。
●80:メモリーボールに顔を突っ伏すコメットさん☆。位置としては77と同じです。「このままじゃ、すてきな思い出なんて、作れそうにない…」と泣くコメットさん☆。
●81:ロータリーの全体が、北側から映ります。これはあとのカットでの意味を持ちます。…あと少しです、コメットさん☆。
作品中では、かなり広く描かれますが、実際はそれほど広いスペースではありません。また右側にビルが映るのと、手前の手すりも画面の下辺に対して平行に描かれます。作品と同じように撮影するには、もう少し下がりたいところですが、コメットさん☆の座っているベンチの後ろ付近まで下がっても、相当な広角レンズが必要そうで、ちょっと難しいかもしれません。2004年10月29日撮影。