DVD特典映像(第5巻に収録)には、由比ヶ浜で海水浴をする、コメットさん☆を始めとする藤吉家全員と、ケースケが映っています。由比ヶ浜であるという場所の特定は、「メモワール・ド・エトワール」の記述以外にも、終わりの方に近いあたりのカットで、コメットさん☆とケースケが波打ち際に並んでいる画像の左奥に、逗子マリーナのヨットハーバー防波堤と思われるものがかすかに映っていることから、この時の海水浴は、由比ヶ浜であると確認できます。
なお、この時にコメットさん☆がケースケからもらう貝殻が、第27話からの「貝殻通信機」になっているとのことですので(「メモワール・ド・エトワール」による)、この海水浴の話は、海の家がなくなる第24.5話くらいの2001年9月初旬という感じではないかと思われます(海の家は省略という「ウルトラC」があれば、もっと前も考えられますが…)。
実際の特典映像には、コメットさん☆の水着姿を始めとして、いろいろなカットが映りますが、それらを同じ季節に網羅するわけにはいきません(笑)。そこで問題が生じない冬に、場所の特定をしてみました。
由比ヶ浜はそもそもあまりキレイではなく、いかにも「湘南の海」というムードですが、まあ仕方がないでしょう。
それでは、作品に登場する順序で、場所を見ていきましょう。
まずこの海水浴のシーンでは、ネネちゃんとツヨシくんが映り、次いでカメラがパンアップして、ネネちゃんを遊ばせるコメットさん☆、横を向いて素直じゃない(笑)ケースケ、沙也加ママさんが映ります。したがってこのシーンの撮影者は景太朗パパさんですね。
カメラが最初に写すのは、このあたりになると思われます。これらの場所の割り出しは、この一連の海水浴シーン最後のほうにある、沙也加ママさんと景太朗パパさんのロングに引いたカットから行っています。…しかし、実際の浜は汚いですねぇ…。
カメラが同じカットのまま、パンアップしますので、同じようにパンアップしてとらえてみました。コメットさん☆が映るのは、このパンアップ後です。パンアップ時、カメラは少し右下がりになっているようですので(笑)、私も同じようにしてみました。
次いでコメットさん☆が、大きく手を振るカットになります。このカットのコメットさん☆は、カワイイですが(笑)、水着の特殊な構造が、わかる部分でもありますね。
コメットさん☆が手を振っているのは、コメットさん☆の視線から判断して、上のカットよりもやや右のほうですね。あまり深くないところなのは、コメットさん☆はそんなに泳ぎに自信がないからでしょうか?。それともツヨシくんやネネちゃんが深いところに行かないように…という、コメットさん☆の配慮かな?。実際の場所としては、一応ここになるかと思います。作品中より、実際の由比ヶ浜は波があります。
すかさずツヨシくんとネネちゃんが浮き輪で泳いできて、コメットさん☆に水をひっかけます。ここでコメットさん☆の全身が映りますが、水着のスカート丈が、思いの外長いのに驚かされます。
コメットさん☆は、目をつぶるようにして右の方へ向かって逃げます。カメラもそのままコメットさん☆を追います。水の深さはコメットさん☆のすねのあたりです。実際の場所としては、上のコメットさん☆が手を振っているところよりも、さらに右側と思えますので(雲などの様子から)、一応ここと考えられます。なお、このカットと、一つ上のカットは、いずれもカメラがやや左下がりに撮っているように描かれます。