登場人物解説

 
「コメットさん☆」という作品、および、このストーリー原案に登場する人物に関する人名解説です。なおストーリー原案に出てこない人は、省略している場合があります。また適宜追加されます。アニメ作品(第1話〜第43話)内における人物の詳細は、こことは異なる部分がありますので、関連サイトをご覧下さい。

凡例
●人物名(よみがな):説明



●コメットさん☆(こめっとさん):ハモニカ星国の王女。コメットV世。母は王妃(コメットT世)。叔母は柊美穂さん(コメットU世)。ハモニカ星国王家の一人娘で、地球にタンバリン星国の王子を探す名目で、留学にやってくる。王子が見つかった時点で、政略的に結婚させられそうになるが、その危機を脱し、再度地球にやってくる。鎌倉市稲村ヶ崎の、藤吉家に住んでいる。お供はラバボー。ハモニカ星国の新暦にあたる、モール暦842年15月41日生まれ。星国では多数の星人に愛されており、将来を期待されている。名前のあとの「☆」は、未来への希望をあらわすとされる(発音しない)。暦の関係で、地球では2年に1歳しか、歳をとらないが、地球での誕生日は3月下旬から4月上旬に毎年祝ってもらっている。

●メテオさん(めておさん):カスタネット星国の王女。母は女王。父は生まれる前に死去。カスタネット星国の一人娘で、コメットさん☆同様地球にやってきて、王子と政略結婚させられそうになる。再度地球にやってくる経緯もコメットさん☆と同じ。鎌倉市極楽寺の、風岡家に住んでいる。お供はムーク侍従長。当初はコメットさん☆にライバル心を燃やしていたが、その後強い絆で結ばれた友人となる。メトという猫を飼っている。

●プラネット王子(ぷらねっとおうじ):トライアングル星雲最大の星国、タンバリン星国の王子。父母は死去。当時の侍従長ヘンゲリーノを頂点とする守旧派によって、傀儡(かいらい)にさせられそうになり、他の星国の王女をめとることで、その瞳にかがやきを宿し、国を治めるようにし向けられるも、それを拒絶して地球に逃亡する。その後星国に呼び戻されるも、二人の王女の気持ちを無視した政略結婚を強制できないとして、自分の希望と夢を達成するため地球に再来。さらにそののち、ヘンゲリーノを始めとする守旧派を一掃する改革を実行。新王族会を擁立し、治世をその新王族会にまかせ、現在は藤沢市湘南台の、橋田写真館で働きながら写真の勉強をしている。将来の夢は、カメラマンになること。コメットさん☆、メテオさんのよき友人となる。

●ミラ(みら):プラネット王子について地球にお供してきた、タンバリン星国諜報部員であったが、その後王家改革により、その任を解かれ、普通のお供となる。王子同様現在は橋田写真館に住み、学校に通う。食欲旺盛な女の子。カロンの姉。なぜかメガネを愛用する。当初「南」と名乗っていたが、現在は橋田写真館に住む都合から、高校進学時より「橋田」と名乗る。

●カロン(かろん):ミラの弟。地球にやってきた経緯と立場は、ミラと同様。現在も同じように橋田写真館に住む。やや暗い性格だが、メテオさんがお気に入り。メテオさんを巡ってはいろいろな事件を起こしたりもした。しかし、2004年夏休み以降、バトン教室でいっしょだったみちるちゃんが、ガールフレンドになり、急速に仲良しに。ミラ同様学校に通っている。

●ラバボー(らばぼー):コメットさん☆のお供。正式な名前が別にある。普段は動物のかっこうをしているが、夜になると巨大なボールのように膨らんで、雲の上にジャンプし、コメットさん☆の星力を充填する手伝いをする。藤吉家のツヨシ・ネネとは友だち。最近はラバピョン同様、星力で人の姿になることもある。ラバピョンが大好き。コメットさん☆のティンクルスターの中に住んでいる。

●ムーク(むーく):メテオさんのお供。普段のかっこうや、巨大なボールのように膨らむのはラバボーと同じ。メテオさんにはずいぶんいじめられたりもしたが、最近はメテオさんがおとなしくなったので、そのようなことはなくなった。代わりにメテオさんの飼っている猫、メトに追いかけ回されることも。星国に妻子持ち。最近はメテオさんの配慮で、星国に帰っていることもある。

●ツキビト(つきびと):タンバリン星国出身の星人。プラネット王子、ミラ、カロンのお供で、彼らに星力を供給する役割を果たす。膨らんでジャンプはラバボーやムークと同じ。

●藤吉景太朗(ふじよしけいたろう):コメットさん☆が住んでいる藤吉家のパパさん。建築家・設計士。多趣味な人で、大形のヨットを所有しているほか、建築学会で若くして認められ、相続で得た資産とともに、鎌倉市稲村ヶ崎に約3万坪もの土地と家屋を所有。コメットさん☆の地球でのよき父親役として、いろいろな示唆を与える。ツヨシ・ネネという双子の子どもの父。ケースケとは師弟の関係とされる。配偶者は沙也加ママさん。

●藤吉沙也加(ふじよしさやか):コメットさん☆が住んでいる藤吉家のママさん。景太朗パパさんよりは比較的現実主義者。しかしロマンを失わないよき母親でもある。鎌倉市由比ヶ浜の手作り雑貨店「HONNO KIMOCHI YA」を経営。

●藤吉剛(ふじよしつよし):藤吉景太朗・沙也加夫妻の双子の子どものうちの兄。二卵性双生児。地球にやってきたコメットさん☆が、当日夜宿泊場所にすら困窮していたのを助け、その後強い絆で結ばれた家族の一員として藤吉家に迎えられるきっかけを作った重要人物。別の意味でも、将来を嘱望されている。現在は小学生。

●藤吉寧々(ふじよしねね):藤吉景太朗・沙也加夫妻の双子の子どものうちの妹。地球にやってきたコメットさん☆に果たした役割は、藤吉剛同様。現在は小学生。ちょっとばかりおませ。母に似て、多少現実主義的なところも。

●風岡幸治郎(かざおかこうじろう):メテオさんを住まわせている、富豪の老人。配偶者は留子さん。かつてその娘美沙子さんを事故で失ってから、その面影を支えに生きてきたが、美沙子さんにうり二つの女の子メテオさんが、星力の助けを借りてやってきてからは、実の娘のようにかわいがって育てる。メテオさんには甘い。買い物好きな地球でのメテオさんに、「出資」する。鎌倉市極楽寺に大きな家を持つ。

●風岡留子(かざおかとめこ):風岡幸治郎さんの配偶者。メテオさんのことを、実の娘のように愛し、心配している。メテオさんとはやや趣味がずれていて、会話が成立しないこともあったが、メテオさんが猫のメトを拾ってきてからは、その猫好きな性質とともに、メテオさんとの距離は縮まる。物静かで、メテオさんに女の子の素養を、それとなく教える。

●風岡美沙子(かざおかみさこ):故人。風岡夫妻の娘。11歳の時に交通事故により死去。以来、風岡夫妻の思い出の娘になってしまったが、うり二つのメテオさんが、風岡家にやってくる「星の導き」のもととなった重要人物。風岡夫妻の持つ写真アルバムには、11歳までの美沙子さんの写真が、そしてその次のページからは、メテオさんの写真が貼られている。

●猫のメト(めと):メテオさんが、雨の日に拾ってきた猫。猫好きの留子さんの指導で、メテオさんが世話をしている。ベージュ色で青い目の美しい雌猫。普段はメテオさんの部屋で生活している。室内飼い。幸治郎・留子さんとメテオさんをつなぎ、さらにコメットさん☆とのつながりも強化した、重要な猫。名前の由来は、メテオさんの「メ」、留子さんの「ト」から。

●柊美穂(ひいらぎみほ):柊修造さんの配偶者だが、実は星国人で、コメットU世。コメットさん☆の叔母で、王妃の妹。現在のコメットさん☆同様、地球に留学し、その後星国に帰るものの、地球で恋愛関係になった修造さんが忘れられず、星の子の反対をも押し切って地球に再来。その後結婚し、長野県小海町に住む。ある日訪ねてきたコメットさん☆のよき相談相手となる。みどりちゃんを生んで一児の母となる。星国名はスピカ。星国では、コメットさん☆に星力の使い方などを教えた。

●スピカさん(すぴかさん):柊美穂を参照。同一人物。

●柊みどり(ひいらぎみどり):スピカさんの娘。2002年5月5日生まれ。地球人と星国人の混血児。コメットさん☆に、女の子としての素養を、間接的に教えることになる重要な人物。

●柊修造(ひいらぎしゅうぞう):スピカさんの恋人で、現在は夫。スピカさん(美穂さん)といっしょに、長野県小海町でペンションを経営。藤吉景太朗パパさんが、そのペンションの設計を受けたことが縁となり、家族ぐるみのつきあいが始まるが、実はそれも含めてコメットさん☆のもたらす星の導きであった。

●ラバピョン(らばぴょん):スピカさんのお供であったが、スピカさんが地球に定住してからは、八ヶ岳山麓の小屋に一人で住んでいる、森の妖精となった。コメットさん☆が訪ねてきてから、コメットさん☆のお供であるラバボーと恋愛関係になってしまい、コメットさん☆に「恋力」という力を発動させたりするもととなる。現在はコメットさん☆の星力で、人の姿になったりする。ラバボー同様に、動物の姿をしているときには、膨らんでジャンプが可能。人間の姿になるときは、コメットさん☆より、地球暦でおおむね2歳くらい年下に見えるが、実際にはずっと年上だったりする。甘いものと天丼が好物。

●三島佳祐(みしまけいすけ):幼いとき海難事故で父を亡くしてから、海での事故で人が亡くなることに、強い悲しみを覚え、ライフセーバーになる道を、中学卒業後選んだ。コメットさん☆に、景太朗パパさんのヨットに乗っていたときに出会い、「気になる女の子」に。母は健在。母と景太朗パパさんのすすめで、夜間高校に入学する。

●今川瞬(いまがわしゅん):世界的有名服飾デザイナー、アイコ・キミハラの息子。仕事に忙しく、息子を省みてくれない母に、振り向いて欲しいと思いつつ、ストリートミュージシャンをしているうちに、黒岩マネージャーにスカウトされ、一躍人気ミュージシャンに。当初コメットさん☆にあこがれを抱くが、その後自分の好きなのはメテオさんであることに気付き、以来恋人のような関係に。しかし多忙ゆえ、なかなかデートもままならない。頭が良く素直。愛称「イマシュン」。

●王様(おうさま):ハモニカ星国の国王。コメットさん☆の父。ビール腹の体形で、好物はビール・枝豆・奴どうふなど。ゆったりとした時間が流れるハモニカ星国を、星人の協力のもと治世している。地球に行っている娘、コメットさん☆が心配でたまらない。もともと星国人。娘の結婚に関しては、当初からそれなりの定見を持っている様子。地球に行くこともある。

●王妃様(おうひさま):ハモニカ星国の王妃。コメットT世。長く混沌としていたトライアングル星雲が、3つの星国に分離独立した際に、現国王と結婚して王妃となったもよう。コメットさん☆の母。スピカさんの姉。地球に留学していた過去を持つ。おうような人物で、あまり細かいことを気にはしないが、地球に行っているコメットさん☆のことは、本当は非常に心配している。何度か地球を訪れたりする。

●ヒゲノシタ(ひげのした):ハモニカ星国侍従長。コメットさん☆の星国でのお目付役であったが、相手が女の子であることもあり、帝王学的な教育はできても、コメットさん☆の人格の内面までは、推し量る配慮ができないところもある。タンバリン星国のヘンゲリーノと、やや似ている指向性があったが、現在はコメットさん☆の感情を理解しようとつとめている。

●ねこ車掌(ねこしゃしょう):ハモニカ星国と地球を結ぶ、星間輸送体「星のトレイン」の乗務員。車掌であるが、機関車に乗務することもある。主な業務は後方監視と、ドアの操作。また時によっては、姫さまであるコメットさん☆にお茶を出したりもする。
●いぬ機関士(いぬきかんし):星のトレインの機関士。星のトレインは機関助士を必要としないシステムなので、一人で機関車を運転する。機関車の制御以外の業務は特にない。江ノ電鎌倉駅の車止めギリギリまで、機関車を寄せて止める腕はなかなかのもの。

●縫いビト(ぬいびと):コメットさん☆に協力してくれる星人。3人一組で、各種の衣装などを縫い物してくれる。過去何度かコメットさん☆の衣装を縫ってくれたが、その衣装には独特の星力が込められており、コメットさん☆自身のもつ星力を増幅する作用もある。現在はラバピョンやラバボーが人間の姿になるとき、コメットさん☆の友人や、藤吉家の人々にも、同じように協力してくれる。

●牛ビト(うしびと):地球の牛に似た姿をしている星人。星人がいっせいに地球にやってきたとき、しばらくとどまってコメットさん☆に特製のチーズを振る舞ったりしたが、その後は星国で暮らす。星人としては最大級の体格。コメットさん☆からじきじきに、星国の海の「ライフセーバー」を任命されたりする。

●カスタネット星国女王(かすたねっとほしくにじょおう):カスタネット星国を一人で治める女王。配偶者の旧国王の死去に伴い即位。メテオさんの母。一人で星国を治めなくてはならず、メテオさんにもしわ寄せが行ってしまうほど、一時多忙を極めたが、本当は娘のことを心配している。あまり地球のことを知らないので、はた目には破天荒に見えるが、緻密な計算と、深遠な思考を常にしている人。当初は王子とメテオさんを結婚させて、トライアングル星雲の安定を図ることにそれなりの意味を感じていたが、その後娘の意向を第一義に考えるべしと思い直し、現在はメテオさんとイマシュンの関係が、どのように育つかに関心を持っている。

●狸ビト(たぬきびと):カスタネット星国の侍従たちの総称。星人。たぬきのような容貌をしている。厳しく命令する女王には、疲れるとも思っているが、忠実に女王の指示を聞く、よき部下である。

●黒岩マネージャー(くろいわまねーじゃー):イマシュン(上方参照)の専属マネージャー。ストリートミュージシャンをしていたイマシュンの、素質を見出しデビューさせた。メテオさんには、けっこう振り回されるが、現在はイマシュンとメテオさん、双方の気持ちをよく理解している。

●アルメタルくん(あるめたるくん):星ビト。コメットさん☆が幼少の頃、星国の学校で、となりの机に座っていた少年。コメットさん☆の初恋?の人らしい。いっしょに星遊びをしたとのこと。今でもアルメタルくん自身は、コメットさん☆に気があるらしい。

●医者ビト(いしゃびと):星国の医師。地球の医師と、基本的に同じようなものだが、治療には星力を使用する。そのため手術などは稀。インフルエンザにかかったコメットさん☆とツヨシくんを、わずかな時間で治療した。歯科医も兼任。

●モリモリビト(もりもりびと):タンバリン星国に、現在も少数が生活する、食物を通じて得た栄養を、星力に変換して使うことができるという、極めて稀な性質を持った人々。星力のエネルギーにはなるが、星の力が同じように作用しなくてはならないため、たくさん食べれば、星力がたくさんたまるというわけではない(補助にはなる)。有効化するには、やはり星の子の協力が必要。遺伝的に消滅しつつある形質で、ミラはその性質を受け継いでいるが、弟のカロンは受け継いでいない。

●前島優衣(まえじまゆい):鎌倉・若宮大路に出店しているブティックのデザイナー、花村先生の弟子。服飾デザイナーを目指しているが、未だ一人前と呼ぶには、やや苦しいところらしい。コメットさん☆が、藤吉家の収穫祭に招待したことがきっかけとなって、流木アート作者の鹿島洋と交際ののち結婚した。コメットさん☆に浴衣を作ってくれたりする、よき「お姉さん」でもある。

●鹿島洋(かしまひろし):七里ヶ浜を始めとする海岸に漂着した流木などをもとに、アート作品を制作するアーティスト。その作品は多岐に渡り、時に鉄なども素材として使うこともある。いわば立体彫刻家でもある。コメットさん☆を巡る縁で、服飾デザイナー前島優衣さんと結婚した。

●青木さん(あおきさん):ケースケの先輩。ライフガード仲間。体格のよい青年。未だ独身。藤吉景太朗パパさんとともに、ケースケに海のいろいろを教えた。

●ヘンゲリーノ(へんげりーの):タンバリン星国の侍従長であった。タンバリン星国を、自らの欲しいがままにするため、プラネット王子を傀儡の王子として、その妻にコメットさん☆かメテオさんをめとらせ、3つの星国を再統一させ、タンバリン星国が他国を吸収する形で、自らの院政を敷こうとした。しかし、その計画は二人の王女の自由意志と、プラネット王子の固い決意により阻止され、さらにその後プラネット王子と、タンバリン星国の改革派によって行われた、守旧派勢力一掃の改革により捕らえられ、監獄星に幽閉された。なお同時に諜報部も廃止。

●ブリザーノさん(ぶりざーのさん):ヘンゲリーノが画策していた、プラネット王子を傀儡とした強大な政権づくりに反発し、地球に長く潜伏して、王子が地球にやってくるのをずっと待っていた、プラネット王子の実の伯父。橋田写真館の主人。プラネット王子には、死んだと教えていたらしい。ヘンゲリーノを追放する時に、プラネット王子とともに活躍。その後もしばらく王子は、知らずに橋田写真館に住み続けていたが、ある日コメットさん☆とともにいる王子に、その正体を明かす。現在もそのまま橋田写真館を経営しつつ、プラネット王子、ミラ、カロンの面倒を、実質的に見る親代わり。将棋が強い…らしい。

●アリストーニ(ありすとーに):タンバリン星国は、プラネット王子の行った改革の結果、守旧派は一掃され、新しい王族会が、合議によって治世することとなった。現在の王族会代表がアリストーニ。王子に代わって王族会をまとめる。太り気味の体形で、やや運動が苦手。性質は温厚なおじさんである。

●稲沢万里香(いなざわまりか):東京都世田谷区砧から、鎌倉市浄明寺に引っ越してきた稲沢家の一人娘。母が現在の王妃さまを知っているらしく、その母から聞かされた、「星から来た女の子」の存在を信じている。由比ヶ浜でコメットさん☆と出会い、友だちとなる。2004年で9歳。

●秋山賢司(あきやまけんじ):(稲沢)万里香ちゃんのボーイフレンド。転校生になった万里香ちゃんは、なかなかクラスになじめなかったが、出席番号が近いこともあり、最初に声をかけて友だちになった。やや気の弱い男の子。万里香ちゃんと同い年。

●みちるちゃん(みちるちゃん):潮騒学園高等部の生徒で、バトントワリング部に属する倉田明日香さんが指導していた、バトン教室に通ってきていた女の子。気が弱く、泣き虫だったが、バトントワリングを通じて友人も少しずつ増え、それにつれてやや社交的になる。その後浴衣姿で花火大会を見に来ていたところを、カロンに見つめられ、以後カロンと仲がよくなる。

●倉田明日香(くらたあすか):潮騒学園高等部から、東北の大学に進学し、現在保育師を目指す女の子。潮騒学園高等部時代は、バトントワリング部に所属し、子どもたちにバトンを教えていたりもした。コメットさん☆とは、バトンを通じての友だち。高井清くんが恋人であったが、高井くんが米大リーグにスカウトされたのちは、やや距離が出来てしまっていた。

●高井清(たかいきよし):潮騒学園高等部野球部のエーススラッガーだったが、その後米大リーグにスカウト。高校卒業後すぐ渡米してプレーするという、異例のコースをたどった。しかし1年あまりで不調にあえぎ帰国。現在は国内球団の2軍で調整しつつ、再度大リーグに返り咲くために、日々努力している。

●サカナビト(さかなびと):半魚人のような風体の星ビト。頭は魚、体は人間に似るが、うろこがある。泳ぎが上手。

●サメビト(さめびと):上のサカナビトと同じような感じだが、体は人間そのもの、頭がサメの星ビト。泳ぎはまあまあ上手な様子。その威圧的な体つきに似合わず、温厚な人ばかり。語尾に「…サメー」とつけるのがクセ。

●羽仁君也(はにきみや):ツヨシくんやネネちゃんと同じ保育園に通っていたクラスメートの少年。同級生。少しばかり詮索好きな母と、オタクっぽい兄(他に父)と同居している。メテオさんから、「カスタネット星国特別諜報部員“への6号”」に任命されたりするが、今は普通の少年。音楽を好む。通称「パニッくん」。

●パニッくん(ぱにっくん):上の羽仁君也を参照。同一人物。

●羽仁神也(はにしんや):パニッくんの兄。どことなくオタクっぽい風貌と、性質を持った少年。メテオさんが大好きで、ちょっとばかりストーカー気味。それでも気は優しい。写真と鉄道が趣味。



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