表側。本品はベータのものなので、比較的ケースが小さいが、VHSタイプも、構成は同じである。安価に仕上げるためか、単純な紙ケースではあるものの、印刷はきれいだ。
ジャケット裏面。なぜかモモの画像は逆版になっている。当時はフィルム撮影であったため、このようにジャケットなどに使用する場合は、元のデュープされたフィルムから必要なコマを切り出し、それを製版用に使っていたので、製版時に左右を取り違えてしまうと、このようなことになっていたようだ。コストダウンのためか、比較的シンプルな感じがするものの、おおよそのストーリーも解説され、当時としては「お買い得」感があったものだ。
背の部分。右側はテープ面である。正式なロゴを使用していないなど、多少簡易化の様子が見て取れる。背のモモも、逆版になっているのが惜しい。
中身。ベータテープなのでサイズは小さく、さらにL−125テープ(ベータIIモードで30分長)なので、リールが大きい。表面の模様からすると、マクセルのテープが使用されているようだ。ビデオカタログが付属する(左)が、既に後発番組である「魔法の天使クリィミーマミ」のほうに、販売の重点は移っていることがわかる。
なお、テープ本体右下にモモのイラストがあるが、これは前所有者が貼ったシールのようである。元々あるものではない。
カタログの中に面白い画像を見つけた。下段にモモの変身後の姿が写っている。その右側には「謎の円盤UFO」から、「ストレイカー司令官」。「謎の円盤UFO」は、1970年代にテレビ放映された人気海外SFドラマシリーズだが、どういうわけかこの、「モモとストレイカー司令官」は仲がいいのか(笑)、よくこの組み合わせでカタログなどに登場していた。「宇宙人の襲来を迎え撃つ司令官」と、「友好的宇宙人のモモ」は、話が合うのだろうか(笑)。
ここに写っている人全員がわかるアナタ。相当なお歳ですね…。私もだ…。