まずは互換カプラーの中から、使いやすいものを選びます。ここでは「バックマン・E-Z MATE」というものを使います。いかにも簡易なカプラーで、プラ製のバネの耐久性に問題があるそうですが、当面はこれで十分ではないかと思えます。
いきなり何だろう?とお思いでしょう。アメリカの「アマゾン・ドット・コム」から届いた荷物です。
「バックマン・E-Z MATE」は、かつては「さかつう」さんのところに扱いが有り、巣鴨のお店に買いに行ったものですが、最近は取り扱いが無さそう?なので、国内で販売しているところを探したものの、うまく見つからず、それならいっそ国外で比較的信用がおけるところへ注文してしまおうと考えたのがコレです。
注文としては、国内のアマゾンに注文するように、注文するだけですが、クレジットカードの名前が提携カードだとよくわからないとか、そもそも全部英語とか、多少ハードルがあります。
しかしまあ、無事届いたわけです。
中身。日本国内ではあり得ない「アバウト」な荷造り…。品物は一番下に「ただ並べてある」だけ。多少のクッション材が入っているのみです。このあたり、日本の通販は丁寧・親切そのものだなと思わせるものがあります。
取り出しました。左は「E-Z MATE MARK II CENTER SHANK
Medium」(正式な名称らしい)、右は「E-Z MATE MARK II CENTER SHANK Long」各2セットです。1セットに12輌分付いています。左右の違いは、連結器の柄の長さ(中ぐらいと長いもの)です。ロングシャンク(右)のほうは、「セット売り」というシールが貼られています。
なお、E-Z MATEには、このほかショートシャンク(柄が短い)、Under
Set(柄が連結器本体の下側に付いている)、Over Set(だったと思う。柄が連結器本体の上側に付いている)といった種類(長さ3種、高さ3種、都合9種)があります。
供試車のワム70000形です。細かいサビが出ているようにも見えますが、肉眼で見るとそれほどでもありません。本車はカプラーが欠品でした。床下はダイキャスト一体成形のタイプです。
床下の様子。両絶の車輪を、下側からベロのような板で押さえ、さらにはそれがカプラー部のカバーになっているという構造です。本来は前後のカプラー間を、長めのバネで結んで復元を効かせてありますが、カプラーごと本車は欠品です。