小田急NSE車3100系動力交換工事前編続き


大形のモーター取付を検討している画像です

6.最初、比較的大形で力もありそうな、マブチFA−280モーターを取り付け、シリコンチューブで伝動することを考えました。上は取り外した床下機器付き床板です。


ネジ穴の穴あけをしている画像です

7.ネジの穴をあけます。電気ドリルとヤスリを使います。


現物合わせで穴あけをする画像です

8.現物合わせにせざるを得ません。前側(写真上)は、ヘッドライトの配線を考えて、少し短めになっています。配線は両側の隙間を通すか、または発光ダイオードにした上で、上部の段差のところに隠してしまおうかと思っていましたが…。


床面高さを測っている画像です

9.床面高さが合っているか確認。ところがこの構造では、床がスケールより遙かに高く、前後でも前が高くなってしまうことがわかりました。床が低い「低床車」なので、MPギアのギアケースが床板に当たってしまいます。これではスムーズな運転は期待できません…。



 これは困った問題になりました。しかし、MPギアの使用をあきらめるわけにも行きません。そこでギアケースの当たりを逃げる穴を開け、その分床に、MPギアが入り込む形にすれば、なんとかならないかと考えました。

アルミ板を切り出す準備をしている画像

10.アイディアとしては行けそうですが、床板がアクリル板のままで、逃げ穴やモーター穴を開けることになるとすると、全体の剛性や強度が不足しそうです。特に前の台車付近でゆがみが生じると、これまたスムーズな走行に支障しそうです。そこであっさりアルミ板の床板に交換することにしました。最初からそうしていれば良かったんですが、初期ロマンスカーは、低床車という点が、意外なネックになったのでした。


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