小田急NSE車3100系動力交換工事前編続き


中間車に付いているユニバーサルトラクションを取り外す画像

21.この編成には、購入時から、両先頭車の他に、中間台車1個にもユニバーサルトラクションが付いていました。これは調子が悪く、逆に負荷として働いてしまうので、撤去します。連接台車として差し込んであるだけなので、取り外しは簡単でした。


マクラバリを新製している画像です

22.ユニバーサルトラクションがはまっていた場所は、台車のマクラバリが改造されていましたので、元のものに近い形状と、ネジ穴の開き具合のものを新製します。これをそろえておかないと、連接がうまく行きません。


絶縁ボルスターを作っているところの画像

23.連接車という特殊性と、メーカーの考え方から、片極の電流が、マクラバリ〜車体〜連接台車を通じて隣の車輌に流れるところがありますので(台車に回り止めがないので、180度回転するとショートする)、必要な箇所は、このようにマクラバリも絶縁します。絶縁マクラバリを作っているところ。取り付け穴を大きくし、絶縁ブッシュをはめ、このあと床板に取り付ける際、絶縁用のワッシャーをはさみます。


絶縁マクラバリを取り付けているところの画像です

24.絶縁マクラバリを取り付けているところの画像。これは3128号車になる予定の車輌です。床下機器に「小」とか、「新」とか、「M8」とか書かれているのは、向きと隣の車輌を間違えないようにするための措置。「小」は小田原より、「新」は新宿よりという意味です。


一応完成したMPギア駆動化ロマンスカーの画像

25.一応の完成をみましたが、この時点では、まだ手前側先頭車のユニバーサルトラクションは撤去できませんでした(MPギアを取り付けたのは、奥側の先頭車)。やはりMPギア+秋葉原モーター1組では、編成全体を駆動し切れないためです。そのためMP+ユニバーサルトラクションという、変則的な組み合わせが残ってしまい、今後の課題となってしまいました。
 しかし、本当に1つのモーター+MPギアで、編成全体を駆動できないのか?。さらに挑戦は続きます。続きは後編で!。


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