天賞堂製オシ16形客車整備工事

 天賞堂のオシ16形を入手しました。往年の豪華寝台急行「彗星」を、模型で再現しようという計画に基づいて、オークションで落札入手したものです。ところがいささか古い製品なので、あちこちキズもありますし、ディテールが寂しかったりします。今のハイディテール水準とまでは行かなくとも、少しはなんとかしたいというのが人情です。そのため、ディテールアップを軽く行う程度の整備を行うことにしました。


オシ16形購入時の画像です

 落札したオシ16。届きました。まずはざっと見ますが、多少塗装にキズがあります。しかしまあ、全体の様子は悪くありません。台車がドロップ製、床下機器があっさり、窓のHゴム表現が塗装されてない、表記類の字体が異なる、といったところが目につきます。

屋根をタッチアップしている画像です

 まずは屋根をタッチアップします。銀色塗装なので、なるべく同じ色にそろえますが、ペイントマーカーを使ったところ、やはり輝きが変わってしまいました。

連結器の画像です

 カプラーは、往年のベーカー形がついていました。撤去してみますが、復元バネが線材でていねいに作られています。

上下逆さまに付いた窓の画像です

 古い製品には、メーカーのエラーが結構あります。この画像では、右端の窓、サッシの向きが上下逆さまです。実物はここは下降窓になっています。また端部のキズの様子もわかるかと思います。


戻る 次のページへ